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●2009/02/14(土) 秋田県支部の支部活動20周年記念事業「酒蔵見学会」
 
 昨夜来からの雨も小やみになって、朝早くからの「酒蔵見学会」が、秋田市新屋の秋田晴醸造元「秋田酒造(株)」で行われた。お昼からの懇親会は、場所を移動して「工藤旅館」で行われ、遅くまで懇親を深めた。
 
08:20  出発の準備中に、携帯に副支部長の江畑君から駐車場の問い合わせ。歩き出して駅との交差点に来たら、副支部長の高橋由紀夫君と遭遇。本荘方向からのちょうど良い列車があったようだ。蔵に着いたら皆さん揃っていた。
  ・参加者:7名(会員5名+学校2名)
No. 卒業年 学科 お名前
1. S。40 放送技術部研究科 02 金野 晃治 さん
2. S.55 電子工学科 41 高橋 由紀夫 さん
3. S.56 31 高橋 幸栄 さん
4. H。06 北海道校電子工学科 09 江畑  隆一さん
5. 校友会顧問 平松 義雄 先生
6. 校友会事務局 村林  大 先生
7. S.42 放送技術部研究科 04 高橋  伸(私)
 
08:40  初めは簡単な挨拶と、蔵人の紹介。酒の神様「松尾神社」の参拝と、手消毒から始まった。早々に釜出しが始まって、蔵人による放冷作業。仲仕込みの蒸し米のようで、麹室に運んでいた。
 
開会−支部長挨拶−社長挨拶−スタッフ紹介
酒の神様「松尾神社」の参拝 手消毒 蔵人による放冷作業
 
09:00  そして我々が放冷機の作業体験である。私が初めに飛び込んで、放冷機に付いている蒸し米を剥がす。大きいのをある程度小さくして次の人に渡す。向かいでは杜氏一人が黙々とやっていた。皆さんは、タンクまでの運び役をやっていた。途中で交代して、私も運び役もやったが、量が多く重くて大変。途中から、パイプ搬送の機械に任せ、櫂入れの作業に入った。大型タンクによる留め添えのようで、重くて櫂が入らない。2度もやったので次の日肩と足が痛かった。
 
放冷機の作業体験
蒸し米搬送作業体験
機械によるパイプ搬送 櫂入れ作業
放冷機の正式名称? 昭和50年製
 
09:30  寒い蔵から暖かい事務所に戻り、しばし暖をとる。今度は、野本社長による「新屋地区酒造業のあらまし」という説明が始まった。私にも聞いたことがないような、新屋の話がぽんぽん出てきた。浜田杜氏というのが興味深かった。「日本酒のラベルの見方」の説明もあった。当局の決まりが厳しいようである。
 
野本社長による「新屋地区酒造業のあらまし」
 
10:15  酒母蔵の前で、秋田県支部旗と並んで記念撮影。小さな入り口なのだが、扉の飾りがあったりして、結構絵になる。この蔵での記念撮影は、意外に初体験。
 
秋田県支部旗と並んで記念撮影
 
10:25  加藤杜氏による「日本酒の出来るまで」を説明して頂く。こないだ仕込み始めた「ヨーイトナ」の仕込み表を元に、説明をしてくれた。私以外は、酒蔵は初めての人ばかりで、説明を聞いても良く分からないようで、質問攻めだった。
 
加藤杜氏による「日本酒の出来るまで」
 
10:55  まず現場を見てみようと言う私からの提案で、窯場の見学から始まった。麹室を初めて見せて貰ったが、何しろ100kg近い蒸し米が毎日入れられて、それは二日で出来ると言うから、この期間は大量の麹米が扱われる。酒屋の心臓部でもある。黒板に書かれた工程表を見たら、酒造りは終盤に入ったことが分かった。
 
窯場/麹室
 
11:05  酒母室に入ったら、2/1に仕込んだ「ヨーイトナ」の酒母が健在だった。あと1週間ぐらいで初添えの段階に入るという。隣では、仲添えに備えて大きなタンクに移送する作業が行われていた。
 
「ヨーイトナ」の酒母 酒母室
 
11:10  今度は、大きな仕込みタンクがある2階に案内された。梁の上なので、仕込みタンクが可なり下になって見える。そして吃驚したのが、屋根までの高さである。作業しやすいように後から足したそうで、梁が二つある感じ。さっき櫂入れしたタンクの隣が絞りに入る直前のようで、醪のまま呑ませて貰った。「ヨーイトナ」ではかき混ぜられているが、ここでは米が沈んでいるので、呑みやすい。あまり美味しくて、利き酒茶碗で1杯半も飲んでしまった。
 
仕込み蔵
 
11:30  今度は、酒母室の2階に案内された。なんだか見慣れた道具が置いてあった。「ヨーイトナ」の仕込みの時に使う、半切り桶や試し桶が大量に置かれていた。
 
酒母室の2階
 
11:45  ちょうど良い時間と、玄関の方に戻りカメラマンは道路の向こうから記念撮影。直販店となっている玄関では、皆さんお酒や粕漬けなどを買っていた。大繁盛である。
 
記念撮影 直販店「酒蔵酒楽天」
 
12:10  歩いて5分の「工藤旅館」での懇親会。日本酒で乾杯で、ついにビールは出さないでしまった。プロジェクターの投影を、懇親会の進行と山中湖など懐かしい写真の投影に使ったので、話題が尽きなかった。
 
「工藤旅館」での懇親会
 
15:45  4種類のお酒を飲み続けて、飲み終わったのが3時半過ぎで、延々3時間半も飲んでいた。旅館の主人には、3時には終わると言っていたが、まさかそれを過ぎるとは思っても見なかった。
 
4酒類のお酒 3度目の記念撮影
 
★写真提供
・秋田酒造(株) 長谷川 久美男 さん 
・校友会事務局 村林 大 さん
・そして私(秋田県支部長)
 
 ■校友会秋田県支部 近況報告 2009年版
Ksymbol
 
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