★ 福島・猪苗代 中の沢温泉郷「ぼなり」紀行 ★
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 *この時期、校友会活動で、北海道・東北の各地に会議で向かっている。去年は、あの雪祭り最中の札幌であったが、今回は一番南に来て、福島県猪苗代町・中の沢温泉である。
●2005/02/19(土)
 
 自宅 →→ JR新屋駅 →→ JR秋田駅 →→ JR仙台駅 →→ JR福島駅 → 猪苗代町・中ノ沢温泉(泊)
 
09:25  久しぶりのお出かけで、早く起きてしまった。自宅から歩いて5分でJR新屋駅へ。
 
09:38  JR新屋駅から羽越線でJR秋田駅まで行く。2両編成のワンマンカーで、座席が進行方向に平行で、いわゆる山の手線形式である。土曜日のこの時間というのに、座席はほぼ満員。
 
 高校に通学した時代は、座席が満員でデッキの扉付近にぶら下がっていた。まもなく来る鉄橋では、そのままだとぶつかるので上に上がらなければならない。満員なのだから無理矢理押しのけて上がる。そんな体験を思い出す。
 
10:07  JR秋田駅でミニ新幹線に乗り換える。車両の幅は在来線と同じで、車輪の幅が広軌という、秋田新幹線である。乗車券・特急券・座席指定券の3枚を自動改札に入れて通過。こまち12号東京行きである。これで東京に行ったことは数えるほどしかない。ほとんど飛行機だからである。
 
 秋田県内の車窓は、見覚えのある景色ばかりである。昔、県内の道路をくまなく走り取材した職場だったからである。JR大曲駅では、ホームに山と雪を積んでいた。なんとそれは、秋田新幹線「こまち」の雪像だったのである。山が近くなってくると、だんだん雪が多くなってきた。
 
11:40  JR盛岡駅で、八戸から来て待っていた「はやて」12号に連結。
 
12:22  JR仙台駅着。向のホームに待っていた、新幹線の各駅停車?「やまびこ160号」に乗り換える。5分後、さっき乗ってきた列車を追いかける。
 
12:59  30分足らずで、JR福島駅に到着。まだ約束の時間まで1時間もあるので、2階の軽食コーナーで、ざるそばで遅い昼食。ホットコーヒーも飲む。食べながら窓の向こうを見ていたら、東京や岩手/青森から会員がやってきた。まだ時間があると携帯電話で連絡して、コーヒーを勧める。
 
14:00  1階に降りたけど、西口に旅館の迎えのバスがやってこない。少し遅れてやってきて出発。1999年に来た野地温泉近くの土湯峠を越えて、国道115号線を山深く入ると、だんだん雪が深くなってきて、圧雪となっているところもあった。廻りはスキー場だらけである。
 
15:00  猪苗代町の中ノ沢温泉に着いた。
 
 ▼磐梯高原リゾート・イン ぼなり 
  住所:福島県耶麻郡猪苗代町中の沢温泉
  電話:0242−64−3333
和風館 和室
 
15:15  北海道・東北・東京から11名が集まった。持ち込んだノートパソコンを使って、PowerPointのプレゼンテーションで会議開始。
 
17:45  予定の時間を45分もオーバーして、会議終了。
 
18:00  宴会まであまり時間がなかったのだが、速攻で入浴。木風呂の「やませみ露天風呂」では、暗闇の中に雪が降っていた。ここの風呂は時間で、男湯と女湯が入れ替わるという。
 
〜〜〜〜〜 ▼中の沢温泉 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ★泉質  :酸性含硫黄・酸性塩化物温泉
 ★効能  :胃腸病、リュウマチ性疾患、糖尿病、慢性皮膚疾患、運動器障害(特に神経麻痺)、慢性婦人科疾患、高血圧症、動脈硬化症
〜〜〜〜〜 終わり 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
やませみ大浴場 かわせみ大浴場
やませみ露天風呂 かわせみ露天風呂
 
18:30  懇親会が始まった。飲み放題なのに、なぜか持ち込みのビールや日本酒で終わってしまった。私はそれが分かっていて、わざと持ってこなかった。ノートパソコンを持ってきたので、それ以外は無理だったが... お膳に【こづゆ】もで出来た。会津の代表的な郷土料理で、御祝儀・不祝儀どちらの席にも用いられ、「煮肴」とも言う。貝柱、里芋、しらたき、干しキクラゲなどが入っていた。
【こづゆ】
 
20:30  飲み放題で飲み残しのビールを持って、3人部屋へ集合する。
 
23:00  男湯と女湯が入れ替わる時間というので行ってみたら、お湯交換の時間で入れなかった。就寝。
 
 
●2005/02/20(日)
 
 中ノ沢温泉 →→ 野口英世記念館 →→ 世界のガラス館 → 栄川酒造・磐梯工場 →→ そばの里センターいわはし館(昼食) →→ JR福島駅西口・福島ビューホテル →→ 花の写真館 →→ 古関裕而記念館 →→ 福島競馬場 →→ 福島ビューホテル →→ 料亭「?」 →→ 福島ビューホテル15F「ジュリアン」 →→ 東口・ラーメン屋 →→ 福島ビューホテル(泊)
 
07:30  起床。即入浴。昨日の女湯が男湯に変わっていた。岩風呂の「かわせみ露天風呂」では、階段を降りて行ったら寒い風が吹いていた。
 
08:00  2階の朝食会場で、バイキングの朝食。会場が混み合っていて、隣の和室で食べる。昨日の飲み過ぎでか、あまり食欲がない。お粥の方が良かったかも?
集合写真
 
09:00  7名が、同行の荒らさん清水さんの自家用車で宿を出発。国道115号線を南に進むと、大きな湖が正面に見えてきた。猪苗代湖である。十和田湖より広そうなので、調べてみた。
 
         猪苗代湖      / 十和田湖
 ・湖面標高 :514m         / 400m
 ・最大深度 :93.5m         /326.8m(国内3位)
 ・周 囲  :55.32km        /44Km
 ・面 積  :103.32ku(日本第4位)/59.8 Ku (国内12位)
 
09:30  湖の正面を右折して、国道49号線を進むと、まもなく野口英世記念館に着いた。この時点では駐車場はまだ閑散としていて、館内は我々以外は誰もいなかった。一階展示室奥の生家を見て戻ってきたら団体さんがやってきた。2階の展示室も見る。新千円札のモデルとなった写真が飾られていた。
 ▼野口英世記念館 
入場券
外観 生家 1929年(昭和4)ごろの生家
生家内部 新千円札のモデルとなった写真
エクアドルで撮影された
紙幣
 
〜〜〜〜〜 ▼野口英世記念館ホームページより 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・1900年(明治33)、単身アメリカへ渡った英世は、ロックフェラー医学研究所などで、数々の研究成果をあげ、アメリカやヨーロッパなど、世界に名をなす人となりました。
・この間、日本の学位も取り、ただ一度だけ帰国し、大歓迎を受けました。
・しかし、アフリカで黄熱の研究中、自ら感染し1928年(昭和3)、51歳の若さで亡くなりました。
 
・1928年(昭和3)5月21日、野口英世博士が西アフリカで殉職したのち、東京でも追悼会が行われ、その折りに出席した人々により「野口英世博士記念会」を設立する話がまとまりました。
・記念会の最初の事業として、翌年に生家の保存と二つの記念碑を建立、そして1938年(昭和13年)には、文部大臣より財団法人の設立が許可され、その翌年の博士の命日には念願の「野口英世記念館」が開館しました。
・この間、1928年、30年の二回にわたりロックフェラー医学研究所やメリー夫人から多くの博士の遺品や関係資料が送られてきました。さらに遺族を初めとするいろいろな関係者からも資料が寄せられて、これが所蔵資料の礎をなしています。
・1954年(昭和29)には、福島県登録博物館の第1号となり現在に至っています。
〜〜〜〜〜 終わり 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
10:00  まだ時間に余裕があると、地下横断歩道「母と子の絆通り」を渡り、世界のガラス館に行ってみた。
 
10:30  今度は地下道ではなくて、地上を渡って野口英世記念館に戻った。ここを出発して、栄川酒造・磐梯工場に向かう。
 ▼栄川酒造・磐梯工場 
ゆっ蔵
磐梯工場 龍ヶ沢湧水
 
〜〜〜〜〜 ▼栄川酒造・磐梯工場ホームページより 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・本社:会津若松駅から徒歩5分の場所に榮川酒造株式会社本社事務所はあります。創業から昭和の時代までは、この本社事務所の裏手の造り蔵でお酒を仕込んでいました。5代目社長久治は、未来を見据え更なる良水を求め、造り蔵を平成元年に磐梯山麓へ移転しました。現在は、管理、営業を本社事務所で行っています。
 
・本社工場:磐梯工場で醸造された日本酒をよりおいしく、安全な商品として皆様にお届けできるように、貯蔵、熟成、ろ過、調合し、壜詰、出荷します。また、清酒酵母の培養、分析などを行う研究室も本社工場に所属します。
 
・磐梯工場:平成元年に良水を求め、醸造部門を磐梯山の麓に移転しました。この地から生まれる水は「磐梯西山麓湧水群の伏流水」で日本名水百選に指定されています。榮川のお酒はすべてこの名水を使って仕込まれています。
 
・ゆっ蔵:四方を森に囲まれた榮川磐梯工場の傍らに、昔懐かしい蔵をそのまま利用した、憩いのスペース「ゆっ蔵」がオープンいたしました。ゆったりと流れる時間に癒されながら、エイセン自慢のお酒の試飲とお買い求めができる、くつろぎの空間です。
 
・榮川酒造磐梯工場の前を走る道路は、表磐梯と裏磐梯をつなぐ有料観光道路「磐梯ゴールドライン」へ続き、10月後半の紅葉シーズンには多くの紅葉狩りのお客様で賑わいます。有料観光道路「磐梯ゴールドライン」は冬季間積雪のため閉鎖になります。
 
・『磐梯しぼり』は、磐梯の名水で仕込まれたふなまえ酒。昔は、醸造元の杜氏しか味わえなかったふなまえ酒を酒蔵を訪れた方にお譲りする為に、その都度壜につめたものです。
〜〜〜〜〜 終わり 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
11:00  お酒の試飲と買い求めることが出来る、くつろぎ空間「ゆっ蔵」で見学時間待ち。およそ15分くらいで、行程に沿って蔵の中を案内してくれた。ここで、ベルトコンベヤーに乗って、洗米から蒸し米・冷やしまでのオートメーションを初めて見た。『磐梯しぼり』の本醸造と吟醸酒は販売していたが、純米酒は3月中旬頃の発売とのことで、ネットで注文することにしてきた。
 
11:45  そばの里センター「いわはし館」で昼食。ここは、財団法人 猪苗代町振興公社と言うから、第3セクターのようである。私は、天ざる蕎麦大盛りを食べた。さすがに蕎麦の産地だけ有って、腰のある蕎麦を食べられた。皆さんは、名物「いわはしそば」を食べたようで、味噌加減が分からないと言っていた。
 
 ▼そばの里センター「いわはし館」(財団法人猪苗代町振興公社) 
全景 蕎麦
 
12:30  あとは福島市に帰るだけ。猪苗代磐梯高原ICから磐越自動車道に乗り、郡山JCTで東北自動車道に乗り替え、福島西ICで降りた。
 
13:15  あっという間に、JR福島駅西口に... わずか45分で着いたことになる。ここでオプションツアー組は解散。
 
13:30  直ぐ目の前にある「福島ビューホテル」に大巻さんとチェックイン。もしも福島市で暇なときのために、美術館等を調べておいた。自分も見てみたかったのか? 福島市在住の引地さんが、案内してくれた。まずはタクシーで、写真家・秋山庄太郎氏の常設展示がある「福島市写真美術館=花の写真館」へ。FTVの近くにあった。
 
 ▼福島市写真美術館=花の写真館 
外観 秋山庄太郎氏
 
 秋山庄太郎氏の常設展示は、花の写真館所蔵「花と女優」だった。私も最近、花を撮り始めたのだが、撮り方が全然違う。さすが大家だ!! 企画展示は、第2回「デジカメで遊ぼう!小中学生のためのデジタルカメラ教室」作品展だった。いわば子供の作品なのだが、大巻さんはしきりにこれに感心していた。
 
15:00  さらにタクシーで移動。作曲家・古関裕而記念館へ。近くに日赤病院があった。
 
 ▼古関裕而記念館 
外観 古関裕而氏
作曲に使用したハモンド・オルガン 直筆色紙
 昭和63年11月にオープンしたこの施設の外観は、名曲「とんがり帽子」を連想させる建物。二階に上がる階段に、絵・楽譜付きの自筆色紙があった。館内は古関メロディーが流れていて、試聴コーナーや、ビデオコーナーがあった。透明パネルに、作曲した曲名が刻まれていたが、数え切れなかった。オリンピックなど、スポーツ関連の作曲が多かったようだ。
 
16:00  まだ時間があると、徒歩で近くの福島競馬場へ。今日はレースが無くて、場外馬券場となっていた。レースがないから、入場券なしでスタンドの二階から、場内を眺められた。市内の中心部に、こんなに広い競馬場があるとは、驚いた!!
 
 ▼福島競馬場 
スタンド
 
17:00  タクシーで、福島ビューホテルに戻った。しばし休憩。
 
17:30  もう一人、福島市在住の知人がやってきて、一同、信夫山の下の料亭「?」に向かう。雪景色の庭を見ながら、会席料理とお酒を頂く。
 
20:30  久しぶりの再会が終わり、福島ビューホテルに戻る。まだ時間があると、15F トップレストラン「ジュリアン」で2次会。
 
 ▼福島ビューホテル 
15F トップレストラン「ジュリアン」
 
23:00  札幌から来た相棒が腹が減ったと、連絡通路を通り、東口のラーメン屋へ。懐かしいラーメン横町だが、日曜日とあって誰もいない。
 
24:00  福島ビューホテルに戻って、就寝。長い一日が終わった。
 
 
●2005/02/21(月)
 
 福島ビューホテル →→ 福島テレビ(FTV) →→ 福島ビューホテル →→ JR福島駅 →→ JR仙台駅 →→ JR秋田駅 →→ JR新屋駅 →→ 自宅
 
06:30  起床。久しぶりに一人で寝ていたので、緊張して早く起きてしまった。
窓からの眺め/隣がイトーヨーカドー
 
07:30  地下の和食堂「まつ川」で朝食。バイキングではなかったが、ボリュームが有り過ぎて、食べきれなかった。
BF1 和食堂「まつ川」
 
09:30  チェックアウト。荷物をホテルに預けて、相棒とタクシーで福島テレビ(FTV)に向かう。
 
〜〜〜〜〜 福島来訪経歴 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1.1987/11/26(木)〜30(月)
  東日本女子駅伝 第3回大会 第3・7中継点 MIX
2.1989/11/10(金)〜13(月)
  東日本女子駅伝 第5回大会 第3・7中継点 MIX
3.1991/11/07(木)〜11(月)
  東日本女子駅伝 第7回大会 陸上競技場 MIX
4.1993/11/12(金)〜15(月)
  東日本女子駅伝 第9回大会 第5中継点・折り返し MIX
5.1997/02/22(土)〜23(日) 北海道・東北地区支部長会 飯坂温泉
6.1999/10/12(火)〜14(木) 吾妻山・裏磐梯観光
〜〜〜〜〜 終わり 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 今回が7回目のFTVと分かった。4回目までは仕事で来ていたのである。最後に来た1999年と比べると、スタジオの調整室設備が新しくなっていた。この5月から、デジタルの工事が始まるという。新しいマスターの部屋を見せて貰った。何も無いからか、広い。すべてこの部屋に入るという。
 ▼福島テレビ(FTV) 
 
11:00  札幌行きの飛行機が迫っていると、早めにFTVを出発。
 
11:19  一旦、福島ビューホテルに戻り、預けた荷物を受け取り、JR福島駅に向かう。ホテルと駅が、徒歩で1分というのは便利だ。おみやげに「薄皮饅頭」を買って、新幹線で仙台へ。私は13時51分の座席指定券があるのだが、この際自由席で同行。
 
11:48  JR仙台駅で途中下車。バスで仙台空港に向かう相棒と別れた。2階のレストラン街を廻ってみると、牛タン屋が行列の満員で、寿司屋はパソコンがじゃまで入りづらかった。しょうがなく、立ち食いの寿司屋に入った。
 
 仙台土産に「萩の月」を買うのを思い出して、地下1階の名産品街へ。チョコとカスタードの2種類をバラで買った。地下街を歩いていたら、福島の「柏屋」を発見!! いろいろな饅頭が列んでいた。何も福島駅で買うことはなかった。
 
 ▼菓匠三全 「萩の月」
カスタードクリーム チョコクリーム
 
 ▼柏屋 「薄皮饅頭」
 
14:38  秋田まで、座席指定券より一つ前ので向かおうと思ったが、座席指定券が無いと乗れないとのアナウンスがあった。「こまち」は、自由席が無くて、全席座席指定だからである。急ぐ旅でもないので、モバイルパソコンでこの紀行文を書き込みながら、約2時間もホームの待合室で待っていた。
 
17:00  大曲でスイッチバックするから、座席に対して進行方向が変わる。もしかして、秋田駅で座席の方向を変えることはないのではと、考えていたら秋田駅に着いた。やっぱり替えないと、だめなようだ!!
 
17:37  羽越線に乗り換え。酒田行きに...
 
17:45  二駅先のJR新屋駅に着いた。
 
17:55  吹雪の中、徒歩で約10分で自宅に着いた。
 
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▼当日の会議プレゼンテーション
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