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久しぶりのフルバンド・ジャズ・コンサート
カウント・ベーシー・オーケストラ
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▼開催日 : 2001/10/21(日)
▼時間 : 13:30 開場
14:00 開演
▼場所 : アトリオン音楽ホール
▼主催 : 秋田県/アトリオン音楽ホール
〒010-0001
秋田市中通2−3−8
TEL:018-836-7801
FAX:018-836-7808
−−−−− プログラムより −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*アメリカが世界に誇る伝統ある最高級のエンターテイメント!
*豪華絢爛、気品あふれる世界NO.1のビッグバンド
THE COUNT BASIE ORCHESTRA
ザ・カウント・ベイシー・トーケストラ
・グローバー・ミッチェル(指揮・トロンボーン)が急病で、
プチ・マイルス(ドラム)が、代理のリーダーをつとめる。
<カウント・ベイシー>
デューク・エリントンと並び、ビッグバンド界を代表するバンドリーダー/
ピアニスト。1904年ニュージャージー州レッドバンク生まれ。1984年
フロリダにて死去。20歳でニューヨークに単身で移り住み、ジェームズ・P
・ジョンソン等を聴いて勉強を重ねた後、カンサス・シティーに拠点を移した
。1937年から1984年まで、途中わずかな中断期間はあったものの半世
紀近くも一流ミュージシャンを擁する自分のビッグバンドを率いて世界を回り
続けた。スイングの世界一の権威と称され、エラ・フィッツジャラルド、サラ
・ボーン、ジョーウイリアムス、フランク・シナトラといった偉大な歌手達や
レスター・ヤング、フレディ・グリーン、クインシー・ジョーンズら一流アー
ティスト達もベイシーと組んで名を馳せた音楽家である。日本でも熱狂的なフ
ァンは多い。
<来日メンバー>
指揮/ドラムス(Cond./Tb.)
・ブチ・マイルズ/Butch Miles
トランペット(Tp.)
・スコッティ・バーンハート/Scotty Barnhart
・ボブ・オヘダ/Bob Ojedea
・マイク・ウイリアムス/Mike Williams
・シャウン・エドモンド/Shawn Edmonds
トロンボーン(Tb.)
・ビル・ヒュージ/Bill Hughes
・デービッド・カイム/David Keim
・クレランス・バンクス/Clarence Banks
・アルビン・ウォーカー/Alvin Walker
アルトサックス(As.)
・ジョン・”ジャッキー”ケルソン/John "jackie" Kelson
・マーシャル・マクドナルド/Marshall McDonald
テナーサックス(Ts.)
・ケニー・ヒン/Kenneth Hing
・ダグ・ミラー/Doug Miller
バリトンサックス(Bs.)
・ジョン・ウイリアムス/John Williams
ピアノ(Pf.)
・トニー・サッグス/Tony Suggs
ベース(B.)
・ジェームス・リーリ/James Leary
ギター(G.)
・ウィル・マシューズ/Will Matthews
ヴォーカル(Vo.)
・ジェイミー・デービス/James Davis
−−−−−−− 終わり −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
何年ぶりだろう? ジャズ・フルバンドのコンサートは、最近記憶にない。
昔は原信夫だ、宮間利之だ、秋吉敏子だ、グレンミラーだとよく行っていたも
のだが...
東京の学生時代に、六大学のフルバンドを聞きに行ったことがある。それ以
来、私の学校でもフルバンドをやるようになった。私は楽器をやらなかったが
、聞き役のマネージャーみたいなことをやっていた。
会社に入って数年後、このバンドの公演を主催したことがある。番組で紹介
しようにも何もなくて、私のレコードを持ってきてスタジオに飾ったことがあ
る。その時のお土産に、カウント・ベイシーの巨大ポスターを頂いた。今でも
自室に飾って、宝物にしている。
この時の公演の拡声も私が担当した。ほとんど生でやるため、なかなかマイ
クを立てさせてくれなくて、センターとMCだけでやった。
アトリオン音楽ホールで、お客さんになるのも初めてだ。以前、仕事で裏か
ら入ったことがあった。対談番組の収録で、凄く広い感じがしていた。普通の
ホールと違って、ステージサイドは常に反射板がセットされていて、狭くなっ
ている。
ここのホールは、我々業界では、可変残響時間のホールということで、全国
的にも有名。それはステージバックにパイプオルガンがあるため、ステージ上
は、反射構造にしている。演奏品目によっては、客席側で反射板を動かして、
壁の中の吸音構造に音が行くようにしているのである。これが客席の両側と、
最後部にある。
▼アトリオン音楽ホール
このようなホールでジャズをやるというのも珍しい。案の定、残響時間を短
くする操作をしても、まだ残響時間が長い感じがした。客席の中央付近で聴い
た感じでは、普段は3秒ぐらいあると思われるが、反射板の操作で2秒ぐらい
になっていると思われる。
今回のコンサートは、自由席だから、列ばないといけない。開場15分前で
も、200人ぐらい並んでいた。よく行く、ジャズスナックの仲間もいた。私
はフルバンド好きで有名だが、みなさんはコンボをやっている連中である。あ
りがたいものだ!! 結局、700人収容のホールで、7割ぐらいはったと思
う。と言うと約500人。
演奏が始まって、一曲目で涙が止まらなかった。確か、カウントベーシーが
高齢で、これが最後だろうという演奏会に行った。それが亡くなっても、また
あのサウンドを体感できることの感激か... 前半は、ベイシーのスタンダ
ードをはずして、色んな人の曲をやっていたが、後半になってようやくベイシ
ーの曲ばかりとなった。
プログラムに、「アメリカが世界に誇る伝統ある最高級のエンターテイメン
ト!」とあるけれども、まさにその通りで、スタンドプレイが多い。トランペ
ットやトロンボーン・サックスなどのソロの時は、センターに出てきて吹いて
ゆく。ある時はベースまで出てきた。ワイヤレスマイクを仕込んでいたから、
予定通りなのだろう。ペットのおふざけまで出てきたから、御大が元気なとき
よりも、派手にやっているような気がする。約2時間で20曲近くやるから、
お客さんを飽きさせないためだ!!