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★宮城県松島観光 紀行
 
 *ある学校の校友会活動で、毎年2月に北海道・東北の支部長が会議を開いている。今回は、有志で会議なしの宮城県松島観光を企画した。1999年の吾妻山・磐梯山と一昨年が十和田湖、去年は岩手・遠野で、今回が4度目である。
 
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 一泊二日、伊達政宗ゆかりの地
  日本三景/宮城県松島観光紀行
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●2005/10/15(土)
 
・秋田市新屋(自宅) ⇒ 秋田南IC ⇒ 錦秋湖SA ⇒ 大和IC ⇒ 夢実の湯 ⇒ 藤田喬平ガラス美術館 ⇒ 松島オルゴール博物館 ⇒ みちのく伊達政宗歴史館 ⇒ 民宿「若波荘」
 
07:55  秋田市新屋の自宅を出発。秋田市の中心部は通らず、秋田南大橋から御野場/御所野方面へ。
 
08:10  秋田南ICで秋田自動車道に乗る。西仙北SAで一休みしたかったが、急ぐ旅なので我慢して、そのまま直行。
 
09:05  トイレとコーヒータイムで、錦秋湖SAに寄る。パラパラと雨が降っていた。
 
09:20  およそ15分の滞在で、錦秋湖SAを出発。北上JCTから東北自動車道に乗る。このころから雨が降ってきた。岩手と宮城の県境付近では、激しく雨が降っていて、追い越しの時にはノーマルワイパーが要るくらいに...
 
10:30  大和ICで降りる。どこで計算が狂ったのか、予定よりかなり早い。「道の駅おおさと」付近から、かねて調べて置いた温泉に寄ることにした。いつもの悪い癖で、時間があると温泉に入りたがる。でも、その後時間が無くなって、いつもぎりぎりとなってしまう。
 
10:50  「夢実の国」温泉に到着。隣接地に老人ホームのような建物があったから、地ビールもセットにした第3セクターかもしれない。入浴料が、土日祝祭日は千円と高めである。事前に調べて知っていたのだが、この前に来て諦めて帰るのもしゃくだから、話の種にと入った。地ビールだけあって、食事処が広くできている。それに比べ、更衣室や洗い場が狭い。出来てから可成り経っているようである。
 
 ▼夢実の湯 
正面 野天風呂
 
 内湯は、熱めになっていて、ドアー一枚で露天に繋がっている。その上に階段状に4つの露天があり、温めに出来ていたが、最上段の源泉の湯は熱かった。泉温は、46.6℃と言うから、熱いのか? 中程にあった「打たせの湯」が、温めで良かった。ただ一つ、納得がいかないのがあった。上の湯船から溢れたお湯が、、階段を流れているのである。
トルマリンの湯 白地の湯 打たせ湯
夢実の湯 源泉の湯 階段状に5つの湯
 
11:30  40分ほどで上がって、早めのお昼にすることにする。先ほどの食事処でジャンボ豚カツ定食を注文する。程なく食べ始めたが、正面の時計を見たら、出発時間が迫っていた。そんなはずがないと思い、別の時計を見たら、5分進んでいた。
食事処
 
12:05  夢実の国を出発。可成り早めの足取りで、カーナビの言う通り松島を目指す。
 
12:25  観光地らしい町中を抜けると「松島海岸駅」があった。構内の駐車場はいっぱいで、バスターミナルの横に止めていた。12時33分、電車が到着して観光客らしい人がどっと降りてきた。その中に、待ち合わせの二人も居た。東京から来た先生と、八戸から来た先輩である。
 
 ▼JR松島海岸 
松島海岸駅
 
13:00  携帯電話で連絡して、ほかの3台の車もここに呼び寄せた。岩手、栃木、仙台からで、みんな近くにいたようで、程なく9名全員が集合。宿に車を置くために、松島海岸駅を出発した。カーナビの言う通り進んだがなかなか着かない。奥松島だから遠いようである。
 
13:20  川沿いの集落の中に、民宿「若波荘」があった。随分大きな建物のようで、駐車場も十分な広さがあった。一同、荷物を部屋に入れて、車の台数を4台から2台に減らして出発する。
 
14:00  来る途中、相談してきたのだが、雨は止んだがまだ天候が不良で、今日の松島遊覧は明日に回して、今日は明日の予定だった未体験ゾーンを巡ることにした。まず初めは、文化勲章受章者の「藤田喬平ガラス美術館」である。東京生まれの藤田であるが、こちらのオーナーがファンで、受賞前の1996年に開館した。ガラスで出来た「飾筥:かざりばこ」には、見事な出来映えに感心した。茶室から眺める松島も、絶景だった。
 
 ▼藤田喬平ガラス美術館 
入館券 青のホール 飾筥:かざりばこ
ヴェニスの花瓶 展示作品
展示作品
茶室 チャペル
 
15:00  次は、ベルギー国立博物館より譲り受けたという「松島オルゴール博物館」を見学。常時演奏されていて、案内嬢が次から次へとオルゴールを鳴らしていき、それがすべて自動演奏。高さ7m幅9mもある世界最大のコンサートオルガンは、建物一面の大きさと、音の大きさにも吃驚する。
 
 ▼松島オルゴール博物館 
入館券 オルゴール演奏会場
オルゴール演奏中
 
16:00  車を「オルゴール博物館」に置いたまま、「みちのく伊達政宗歴史館」に向かう。蝋人形の東北の偉人が迎えてくれた。あまりにもリアルで、異様な空間である。伊達政宗の歴史も蝋人形を使って再現していたが、家臣のコーナーでは、あまりの迫力に、怖くなって来るくらいである。
 
 ▼みちのく伊達政宗歴史館 
入場券 伊達政宗像
 
17:00  3館も巡っていたら、さすがに疲れてきて、真っ直ぐ民宿「若波荘」に帰った。一度に3人位入れるお風呂に、何度か分かれて入る。
 
 ▼民宿「若波荘」 
正面 玄関 岩風呂
 
18:30  大広間で夕食。持ち込んだ本格的なビールサーバーで乾杯。料理は、ボリューム満点の海の幸づくしである。舟盛りの刺身も出てきて、私が酒屋唄を唄って仕込んだ「ヨーイトナ」一升も頂く。
ビールサーバー 舟盛りの刺身 日本酒
 
20:00  まだ早いと思ったが、民宿にしてみると時間のようで、ここはお開き。部屋に戻って、続きを始めた。
 
23:00  私を含め、お年寄りが多く。早めに就寝。
 
●2005/10/16(日)
 
・民宿「若波荘」 ⇒ 波打浜無料駐車場 ⇒ 松島島巡り観光船 ⇒ 瑞巌寺 ⇒ 五大堂 ⇒ 松島さかな市場(昼食) ⇒ むとう酒店 ⇒ 波打浜無料駐車場 ⇒ キリンビール仙台工場 ⇒ 仙台東IC ⇒ 松島大郷IC ⇒ 大和IC ⇒ 長者原SA ⇒ 錦秋湖SA ⇒ 秋田南IC ⇒ 秋田市新屋(自宅)
 
08:00  朝方、雨が降っていたようだが、起きたら雨が上がっていて、朝食にする。
 
09:00  4台の車で、民宿「若波荘」を出発。
 
09:20  松島海岸駅のトンネルの向こうにある「波打浜無料駐車場」に車を置く。海岸線を歩いて、遊覧船乗り場に向かう。
 
 ▼波打浜無料駐車場 
 
10:00  松島島巡り観光船の「第3仁王丸」に乗船。大型の船なので、揺れが少ない。アナウンスで島の名前や由来を教えてくれた。外洋に出たら、少し揺れていた。
 
 ▼松島島巡り観光船「第3仁王丸」 
第3仁王丸
乗船券 仁王島
島巡り 鐘島
 
10:50  約50分の島巡りで、観光船を下船。
 
11:00  遊覧船乗り場のすぐ前が「瑞巌寺」の総門。参道を入って、本堂を拝観。襖絵の間がいくつもあり、本堂の広さを感じる。修理・復元した国指定重要文化財の本堂障壁画がある宝物館も見る。
 
 ▼瑞巌寺 
拝観券 総門 参道
本堂 庫裡 宝物館
 
11:50  海に突き出た「五大堂」を見物。東北最古の桃山建築で、十二支の彫刻があった。海の方向の眺めも良い。
 
 ▼五大堂 
五大堂 鶏の彫刻 五大堂からの遊覧船
 
12:00  昼食にと、「五大堂」から歩いてすぐ、「みちのく伊達政宗歴史館」裏手の「松島さかな市場」に向かう。以外に狭い市場で、2階が食事席となっていたが、そこは麺類だけで、目当ての丼類は1階から持って来ないといけないと言うのだ。私は、1階のレジで「ミナミマグロ丼」を払い、丼コーナーで頼んだ。おつゆは別のコーナーで買って、お盆を持って階段を上がる。珍しい形態の市場である。
 
 ▼松島さかな市場 
 
 寿司飯の「ミナミマグロ丼」は、美味しかった。おつゆも豚汁風で、ボリュームがあって腹一杯となった。おみやげにと、同じ階で笹蒲鉾と牛タンを買った。
ミナミマグロ丼 笹蒲鉾 牛タン
 
13:00  土産店が並ぶ一角に、旅行誌で知った酒店「むとう屋」があった。Webでみたら、こだわりの酒店のようで、ここに来ようと決めていた。冷蔵庫の前で、どれを買うか迷っていたら、主人が利き酒をさせてくれた。三酒類?ぐらいなめってみたが、「澤乃泉 大吟醸」を買うことにした。
 
 ▼むとう屋 
店内 澤乃泉 大吟醸
 
 主人の案内で、2階の広間に上がったら、樽の蓋をテーブルにした椅子席がかなりあった。50〜60人は入りそう。そこで、仕込み水を出してきてくれた。福島の人と二人で、ただの飲んべえでない話をしたからか?
 
13:30  遊覧船乗り場から、来た道を戻る。波打浜無料駐車場に着いたら、来た時はガラガラだったのに、帰ってきてみたら、あの広いところが満車だった。栃木の二人は、ここで解散。
 
14:05  松島からさらに南の塩釜方向に向かい、仙台の東「キリンビール仙台工場」に着いた。予約の見学時間が始まっていて、ぎりぎりでセーフ。製造工程に沿って、製麦・仕込み・発酵・貯蔵・濾過・瓶詰・印字検査を見て回ったが、あいにく日曜日で瓶詰めの機械は止まっていた。
 
 ▼キリンビール仙台工場 
 
 見学後、製造されたばかりのビールを頂いた。なかなかいい味であるが、こちらはドライバーのため、キリンレモンを飲んでいた。ここには、出来立てのビールを味わえるレストランもあるようである。
 
15:00  約一時間の見学を終了して、ここで私と解散。市内のガソリンスタンドで給油。
 
15:25  仙台東部道路の仙台東ICに入ったが、曲がる方向を間違えて、仙台南IC方向に行くつもりが、カーナビの言う通り、松島・釜石方向に入ってしまった。東北自動車道方面の案内が無かったのである。引き返すのも面倒だし、そのまま進んでいた。
 
15:45  三陸道の松島大郷ICで降りたら、ETCのレーンがない。しょうがなく止まったら、ETCのカードを下さいとのことだった。よく苦情を言われるが、仙台南ICに繋がるまでただの有料道路で...といい訳を言われ、さらに来年には出来るからとも言われた。もう来ることも無かろうに...ETCカードを戻したが、その後に問題が...
 
16:05  来た時と同じ大郷町の道を戻り、大和ICにやってきた。ところがETCレーンでゲートが開かない。カードが裏表逆に入っていて、認識しなかったのである。そこで入れ替えても、時すでに遅しで、職員がやってきて入場カードをくれた。降りるときは、普通のレーンでと言うのである。後ろには渋滞が出来ていた。やっとの思いで、東北自動車道に乗ったが、予定の仙台南IC経由でも、時間的に大して変わりないような気がする。でも、このトラブルは無かったかも...
 
16:20  長者原SAで、トイレとコーヒータイムで休憩。10分ほどで走り出す。
 
17:10  北上JCTで、東北自動車道から秋田自動車道に入る。このころから暗くなってきた。片側一車線で、かなりスピードダウン。タンクローリーがいて、80kmよりも遅くなることも...
 
17:30  錦秋湖SAで、またもトイレとコーヒータイムで休憩。7分ほどで、また走り出す。
 
18:25  秋田南ICに到着。大和ICでの事情を話すと、ETCカードを渡すと前払い決済が出来ると言うので、カードを渡して事なきを得た。戻すときは、今度は間違いないように差し込んだ。
 
18:45  何とか、7時前に秋田市新屋の自宅に着いた。
 
 *1日目が、あまり天気が良くなくて心配したが、臨機応変にスケジュールを入れ替えて対応し、2日目には、良い天気で松島遊覧が出来た。
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