★ 民話の里、岩手県遠野市観光 紀行 ★
 
 *画面をクリックすると、拡大されます。
 *ある学校の校友会活動で、毎年2月に北海道・東北の支部長が会議を開いている。今回は、有志で会議なしの岩手県遠野観光を企画した。1999年の吾妻山・磐梯山と去年の十和田観光以来、三度目である。
 
*****************
 一泊二日、民話の里遠野づくし
  岩手県遠野市観光紀行
*****************
 
●2004/10/16(土)
 
・秋田市新屋(自宅)→西仙北SA→錦秋湖SA→道の駅とうわ(東和IC)→千葉家曲り家→伝承園/カッパ淵→旅館「福山荘」
 
09:40  秋田市新屋を出発。豊岩から秋田南大橋を渡り、御野場・御所野を経て、秋田南ICから秋田自動車道に乗る。いつもの高速コースである。
 
10:10  西仙北SAでトイレタイム。厚い雲の下を走って雨模様。100kmで飛ばすと、さすがに車の方が速くて直ぐに止むが、一般道では同じスピードで移動して、いつも雨雲の下のこともある。
 
11:10  錦秋湖SAで給油とコーヒータイム。この辺でも、紅葉はまだ早いようだ。北上JCTで、東北自動車道を盛岡方向に向う。カーナビは、北上江釣子ICや花巻南ICで降りろとわめく。花巻JCTで釜石自動車道に乗る。途中、花巻空港ICがあるが、カーナビの地図には無いし、車もいない。
 
11:50  道の駅とうわ(東和IC)着。入浴前に、福島・宮城組に電話したら通じなかった。日高見の霊場「東和温泉」に入浴。更衣室で青森組から電話が掛かってきた。もうここに着いたというのである。私は今から入浴と伝えた。内湯/ジャグジー/露天風呂と入る。ジャグジーは、もの凄い勢いでお尻付近に泡が出ていて、こんなのは入ったことがない。まるで罰ゲームで、恐ろしくて直ぐ止めてしまう。露天風呂は内湯とドアーひとつで繋がっている。外の椅子で体を冷ます。寒くもないし暑くもない、丁度良い気温加減? 温泉と言うが、沸かし湯風?
 
 ▼日高見の霊場「東和温泉」 
道の駅とうわ 大浴場
露天風呂 ジャグジー
12:40  どこかに仲間が居るはずと、温泉内のレストランではなくて、食材供給施設「味処とうわ」に向かった。窓から栃木・岩手組が見えた。12時頃には着いていたようである。ここで一緒に、天ざるそばの昼食。青森組もどこかで暇をつぶしてやってきた。
 
食材供給施設「味処とうわ」
13:40  福島・宮城組は、北上のふるさと村に引っかかったようで、遅れて到着。一同7名は、4台の車から2台の車に減らして、「道の駅とうわ」を出発。
 
14:30  まずは、遠野に向かう国道283号線から、盛岡から最短路の396号線に外れて、千葉家曲り家を見学。ここで9施設の内5施設まで入れる1,050円の共通入場券を買う。180年ほど前に建てられた、高台にある曲がり屋。住居と厩(うまや)部分が分かれていて、ひときわスケールが大きく、現在でも人が生活している。見学できる作業小屋には、民具が無造作に展示されていた。
 
 ▼千葉家曲り家 
蔵と馬小屋 母屋
馬小屋 街道を見下ろす
全景
15:30  また、釜石街道の国道283号線に戻り、遠野バイパスを経て、国道340号線沿いの伝承園とカッパ淵を見学。柳田国男の「遠野物語」は、高善旅館の主人・佐々木喜善の語る民話を、柳田が採集したもの。伝承園は語り部として、その佐々木を紹介する民俗村。常堅寺本堂の裏手の巾2〜3mの足洗川の淵は、武将が馬を洗っているとカッパが出てきて、いたずらをしたという伝説が残っており、それゆえカッパ淵と呼ばれている。
 
 ▼伝承園 
乗込長屋
乗込(管理棟) 曲がり屋
旧菊池家住宅
作者紹介 冬の早池峰神社
 ▼カッパ淵 
カッパ淵と足洗川 常堅寺山門
16:50  国道340号線を戻り、遠野駅前近くの旅館「福山荘」に到着。二人部屋2室と、三人部屋1室に落ち着く。久しぶりの古風な旅館である。
 
 ▼旅館「福山荘」 
玄関
18:15  一度に3〜4人は入れるお風呂に浸かり、大広間で一同夕食。まずはビールで乾杯。旅館にお願いしておいたにごり酒が出てきた。ちゃんとした酒造店で造られたものである。かなり甘い。秋田から持って行った濁り酒も飲む。こちらは辛口。本醸造と純米酒の違いか?
跳‘ぶ酒 美稲
 ・雪の友 活性原酒「跳‘ぶ酒(どぶ)」 萩野酒造(岩手県遠野市上郷町)
 ・天の戸 にごり生酒「美稲」杜氏直汲  浅舞酒造(秋田県平鹿郡平鹿町)
 
21:00  部屋に戻って、しばらく歓談
 
22:30  就寝、時間は定かでない?
 
 
●2004/10/17(日)
 
・旅館「福山荘」→遠野市立博物館→あえりあ遠野→遠野昔話村/お菓子「明がらす」竹村堂→遠野ふるさと村→道の駅とうわ→錦秋湖SA→大森PA→秋田市新屋(自宅)
 
07:00  起床。昨日のにごり酒が効いて、なかなか起きられない。眠気覚ましに朝風呂へ。
 
07:30  1階の座敷で朝食。
 
08:00  部屋で少しゆっくりする。
 
09:10  車2台を旅館の駐車場に預けたまま、歩いて5分ほどで「遠野市立博物館」に着いた。我々が一番の客のようである。上映時間には早すぎて、展示室で時間調整。マルチスクリーン・シアターで「遠野物語」の世界へ。
 
 ▼遠野市立博物館 
下が図書館で、2階が博物館
10:00  ホテル「あえりあ遠野」のロビーでコーヒータイム。当初ここを予定したが、満室で取れなかったのと、予算が合わなくて泊まれなかたっところ。少しの間ゴージャスな気分。
 
 ▼ホテル「あえりあ遠野」 
外観 1階ロビー
しばしコーヒータイム
10:50  遠野昔話村を散策。遠野城下町資料館はパス。竹村堂でお菓子「明がらす」を買う。ここで、昔話村をふるさと村と勘違いしたことに気づく。
 
 ▼遠野昔話村遠野城下町資料館 
遠野昔話村 街路
遠野城下町資料館
11:50  まだ時間もあるし、昼食ついでに12km離れた「遠野ふるさと村」に向かう。ここで共通入場券の四カ所目。あとひとつを残した。青森のご婦人が、お菓子を作ってきてくれた。駐車場の一角にシートを敷いて、一同座ってごちそうになる。受付のあるビジターセンターは、「道の駅 遠野風の丘」の造りにそっくり。去年の夏に来て知っているからである。広い村内を歩いて、曲がり屋を五つほど見たら、さすがに腹が減ってきた。
 
 ▼遠野ふるさと村 
曲がり屋
わら人形 水車小屋
山里の風景 早池峰山方向
12:45  ビジターセンターに戻って、レストランで昼食。私は、「肝煎り定食」を食べた。後で気が付いたが、この定食に、遠野に伝わる郷土食が付いていた。生地を寝かせて薄くのばした腰のある物が、出し汁の中に浸かっているのである。それは「ひっつみ」と言うものだった。
 
郷土食「ひっつみ」
13:40  一同、おみやげタイム。家族から頼まれた唐子味噌漬けと岩魚の甘煮、それに、チーズを塗った南部煎餅を買う。
 
おみやげ 南部煎餅/竹村堂「明がらす」
13:50  一度、遠野市内に戻り、帰路に付く。宮城・福島・栃木組は、釜石街道の途中から北上方面に曲がった。
 
14:30  車を2台置いてきた「道の駅とうわ」着。ここで解散。
 
 ▼道の駅とうわ 
 
15:35  東和ICから釜石自動車道に乗る。花巻JCTで東北自動車道に乗り仙台方向に向かう。北上JCTで、秋田自動車道に乗った。とたんに車が少なくなった。錦秋湖SAで車の森林浴?とコーヒータイム。
 
 ▼錦秋湖SA
車の森林浴?
16:30  疲れがどっと出てきて、大森PAで一時の睡眠。
 
17:20  西仙北SAには寄らずに、秋田南ICへ。料金所の渋滞を尻目に、ETC口で降りる。御所野・御野場を経て、秋田南大橋を渡り、豊岩から秋田市新屋の自宅に到着。
 
 *お天気にも恵まれて大成功に終わりました。思いがけなくも、細かいところまで歩けて良かったと、好評でした。特に、青森の奥様からは、お褒めの言葉を頂きました。旦那様の株も上がったようです。
 
 ▼遠野市観光協会ホームページ
Ksymbol
 次は、●2004/10/9〜10 台風22号が逸れて、温泉三昧!! 久しぶりの盛岡紀行