*この紀行文は、BBSのCIAに掲載された物です。
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酒蔵巡りで、酩酊?!(超長文注意!!)
天の戸/まんさくの花/さわらび温泉紀行
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*このツアーは、秋田市大町の「まるひこ酒店」と、秋田市山王の酒坊「酒
盃」の共催で企画された。去年に続いて2度目だが、私の本家の本家は今は廃
業した酒屋で、雰囲気は良く知っている。
2002/2/17(日)
7:30 雪のない道路を、自家用車で八橋方面へ。
7:45 すでに路上でバスが待っている。でも乗り込んでいる気配がない
。そのまま通り過ぎて、会社に駐車。
7:50 集合場所に寄らずに、そのままバスに乗車してしまった。案の定
、まだ私が来ないと探していた。老若男女33人の一行である。
8:00 予定の時間通り出発する。雪上がり野山を眺めながら、秋田自動
車道を走る。早速、佐賀の「東一」濁り酒がやってきた。一杯を飲
んだところで、久しぶりの早起きで眠くなってきた。
9:00 秋田自動車道の横手ICで降りて、107号線を西に向かい、
平鹿町に向かう。
9:30 浅舞の町の中を進み、浅舞酒造の前でバスは止まった。正面玄関
で社長が出迎えてくれた。ここでサンダルに履き替えた。見学者を
意識したのか、トイレが新しくなっていた。土間を進むと釜場現れ、釜の中で
酒米が蒸し上がっていた。森谷康市杜氏の酒造りショーが始まった。
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●天の戸 浅舞酒造(株)
▼秋田心・美稲
〒013-0105 平鹿郡平鹿町浅舞字浅舞388
TEL:0182-24-1030
FAX:0182-24-0708
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まずは、聞き酒のポリカップと、40%精米の米が渡された。いきなり、
30Kgの袋を開ける作業から始まった。ここは精米をしていない。あまり
の負担で外注をしているという。蒸し上がった酒米はシートで区切られてい
て、1.5Kg毎に何層にもなっている。それをクレーンで吊り上げて、網
状の大型ベルトコンベアーに移される。そこで、冷たい風で冷やすため梁の
上は風通しが良くなっていた。そのあと篭に移して、麹室に運ばれる。一番
重労働の場所である。
次は、白衣を着て消毒され、暖かい麹室に入った。先ほどの行程で冷やさ
れた蒸し米が蔵人によって運び込まれた。我々も蒸し米を広げる。ここで麹
菌が蒔かれる。ここに見学者を入れる蔵は珍しいらしい。ここでのカビの生
え方で、味が決まってくると説明された。部屋は40度近くで、部屋を一歩
出ると氷点下。
今度は階段を上がって、仕込みタンクの上に、天井の梁が向き出た昔風の
蔵である。タンクも上が閉じていない開放型で、香りを自分に呼び込むのも
簡単だ。麹入りの美稲(うましね)(1)を、利き酒をさせてくれた。
今度は、酒を絞り出す槽(ふね)に向かった。10リットルほど入った小
袋が詰まれたままで出てきた「荒ばしり」(2)を飲ませてもらった。すご
く角のある酒である。
今度は、蔵人の休憩所に上げてもらって、蔵で冷えた体をストーブで暖を
とる。ついでに中からも暖めた。美稲淡濁り(3)と醇辛(4)をいただく
。奥の部屋は、蔵人の食堂のようで、まかないのお姉さんが居て、ボタの入
った粕汁を振る舞ってくれた。これが、きつい粕汁で、いきなり酔ってしま
った。
ここで、社長に年賀状のお礼のご挨拶。黒板にある見学スケジュールを眺
めていたら、2月に見学者が多いことを発見!! その中でも我々が一番多
い団体のようだ!!
10:40 釜場に行ったら、昔能代のBBSで「蔵日記」を書き込んでい
た鈴木さんに遭遇。去年も挨拶したので、私のホームページの話
をしたら、時々見ているという。帰りの時間が迫っていて、あまり話すこと
が出来なかったが、「また、おじゃまします」とだけ言い残して、バスに乗
った。
11:10 今度は、東に向かい13号線を横断、十文字を抜けて増田に入
る。ちょうどボンデン祭りの最中で、町中は通行止めになってい
た。「まんさくの花」に着いた。
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●日の丸 日の丸酒造(株)
▼月光飛天・日光飛天・紅まんさく
〒019-0504 平鹿郡増田町七日町114-2
TEL 0182-45-2005
FAX 0182-45-2006
▼秋田城小町・まんさくの花
発売元:(株)新日の丸工場
〒019-0700 平鹿郡十文字町新田字麻当60-2
TEL 0182-42-1335
FAX 0182-42-1337
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佐藤譲治社長と高橋良治杜氏が対応してくれました。元禄年間の創業で、3
00年を超える歴史のある蔵です。「日の丸」から「まんさくの花」に転換し
て、8割以上が特定名称酒というこだわりの蔵だ。冷蔵貯蔵や出荷は、十文字
の瓶詰め工場でやっている。
精米はここで全量やっているようだ。蔵全体の平均精白が55%以下と言う
から、大変な作業だが、今は自動化が進んで楽になってきているという。
階段を上がり、仕込みタンクの上に行った。梁がむき出しになっていて、そ
こを超えながら歩いていくので、どこでも行けるわけではない。しかし、タン
クの上が閉じていて、自動温度調節のサーマルタンクも随分あったから、設備
にはお金を掛けているようだ。ここもトイレが綺麗だった。
一通り見たところで、絞りたてのお酒が3種類用意してあった。純米酒、本
醸造、吟醸酒であった。ここの上層を覗いたら、槽(ふね)と、大型のアコー
ディオンのような形をした物と両方有った。
休憩室に入って、利き酒をさせてもらった。低アルコールが出てきたが、私
には美味しかった。超甘い2年物の濁りなど、何種類か出てきた。
12:30 増田の中心部から東成瀬の方に向かって、途中から南の方の山に
入った。20分ぐらいで着いたろうか? 30人の団体と有って、
畳の敷かれた大宴会場みたいな処に通された。
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■増田町 狙半内 「上畑温泉さわらび」 TEL:0182-55-5050
FAX:0182-55-5055
*2000年4月25日オープン
●営業時間 AM11:00〜PM9:00
●休業 年中無休
●入浴料 大人500円、子供300円、幼児は無料
●宿泊 3名様〜
<大人>
Aコース ¥15、000
Bコース ¥13、000
Cコース ¥11、000
Dコース ¥10、000
山ふぐ(鯰)コース ¥13、000〜
<子供>
大人に準じた料理(お膳等) 大人料金の70%
子供料理(お子様ランチ等) 一律 ¥6、000
寝具のみ 一律 ¥3、000
●日帰り (和室)
部屋タイプ 料金(一室あたり)
小部屋 ¥4、000〜{
中部屋 ¥4、600〜{ 平日は、割引致します。
(入湯税、諸税別)
大部屋 ¥5、000〜{
ゆ〜ゆうAコース・・・¥5、000
(弁当・入浴・休憩・タオル・浴衣付)
Bコース・・・¥4、000( 同上 )
レディースプラン(4名様〜)・・・¥4、000
(膳料理・入浴・休憩・タオル付)
日帰りゆったりプラン ¥2、500- (諸税込・松華堂弁当・入浴・休憩付)
※尚、お食事は、大広間、又は食事処¨水上¨になります
★浴室の種類
・蕗(ふき)の湯:御影石、十和田石張り。サウナ、ジェットバス、
水風呂、打たせ湯、露天風呂
・萩(はぎ)の湯:檜張り、檜框の湯。サウナ、バイブラバス、
露天風呂
・笹(ささ)の湯(貸切):総檜張りの湯。家族風呂
★泉質 カルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉
★効能 動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病、神経痛
▼ホームページ
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腹も減っているし、温泉には入らず、まずは宴会から始まった。今回はビー
ルなしの、いきなり日本酒。ほとんど知らない人同士なのだが、去年も来てい
る人もいるので、隣同士、注ぎあって、お酒はほとんど2軒の酒蔵からいただ
いてきた物。
14:30 お酒を飲んで、おかずを摘んだところで、お風呂に向かった。
風呂は2つ有るが、どっちに入ったかほとんど覚えていない。
16:00 バスは十文字ICに戻り、横手経由で秋田自動車道で秋田に向か
った。
17:30 出発点の秋田市山王に着いた。私は、さすがに素面でなくて、
駐車してある会社に戻って、代行で自宅に帰った。
さすがに、晩酌は一杯だけで終わった。
そして、それでも飲むと呆れられた。
何故か頭が痛くて、早く寝てしまった
Ksymbol
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