■東成瀬村 杉山家出版記念パーティー 紀行

 *今回は、東成瀬通信「んだすか。」ホームページの「テケテケ日記」が本になり、その出版記念パーティーで東成瀬村に向かった。

   

・1993/03/27〜28 東成瀬村「ジュネス栗駒スキー場」デュアルスキー
・1994/03/19〜20 東成瀬村「ジュネス栗駒スキー場」デュアルスキー
・2001/06/21〜22 岩手県一関市 須川高原温泉/東成瀬村 秋田須川温泉「栗駒山荘」

 以来、久し振りである。

 *なぜ、パーティーに行くことになったかと言うと、TVのドキュメンターリー番組で紹介されて以来、同じテレビ局の社員として気になっていたのだ。今年の1/7昼に続編が全国放送されて、1/8夕方には秋田ローカル版が放送された。いつもの掲示板荒らしの虫が出て、その状況を紹介したからである。

  AKT秋田テレビより

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 アットホームな手作りのパーティー
  東成瀬村 杉山家出版記念パーティー 紀行
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●2003/03/15(土)

 9:30 雇ったドライバーがやってきて、秋田市新屋の自宅を出発。会社にもう一人を乗せに向かう。

10:00 東成瀬村までは十文字ICが一番近いが、今回は個人負担のため、行きは出羽グリーンロードを行くことにした。だから少し早めの出発である。

 車はカーナビの進路に逆らって、仁井田から空港道路に入り、雄和町役場前から水沢橋で川向こうに渡る。大正寺の協雄橋で協和町に渡り、ここから出羽グリーンロードに乗って、さらに福部羅橋で西仙北町へ。

 ここまで来ても、カーナビは国道13号線に引っ張ろうとする。周りは雪があるが、道路は全然雪がないアップダウンの道路を、南外村から大森町八沢木へ。ここで突然、舗装が切れた。拡幅工事中なのである。このまま出羽グリーンロードを進むと、雄物川町で国道13号線から離れすぎてしまう。途中から平鹿町に向かい、沼館の手前で雄物川を渡り、十文字文化センターの十字路に着いた。

11:45 駅前通りの「丸竹食堂」で、十文字ラーメンの昼食。普通の中華ラーメンを注文したら、おつゆたっぷりの薄味ラーメン。煮干しの香ばしいスープ。底まで見えるほど澄んでいる。麺も細目で美味しかった。

  

12:10 増田を抜けて、一路東成瀬に向かう。周りはかなりの雪だが、良い天気とあって、路面には全然雪がない。久しぶりの風景に見とれていたら、岩井川を抜けて栗駒山に向かう国道342号線とジュネス栗駒スキー場に向かう397号線の分岐点に来ていた。どちらの道路も、県境付近は冬期通行止めなのだが、342号線方向に右折。ここからはさらに道が狭くなって、道路際の急な斜面では、ミニ雪崩が起きていた。これを防止する除雪も行われていた。ここで暮らす大変さを実感した。

12:50 椿台の集落に達したら、カーナビのガイドが突然終了してしまった。出発するときに、会場の電話番号を打ち込んでいたのである。この辺のようだが、どこだか分からない。引き返して、商店で聞いたら、東の山側に公民館風の建物が見えていた。狭い小路から入ったら、その建物はあった。東成瀬公民館椿川分館である。

  春ちゃんの写真日記より 

 すでに大勢の人が準備をしていた。受付でハンドル名と本名を明かすと、ハンドル名の読み方が初めて分かったようである。16畳を二つ繋げたような一階の部屋には、テーブルが用意されていた。春ちゃんをおんぶしていた葵さんに、おみやげの特製ドリップパックコーヒーを渡した。珈琲の好きな葵ちゃんに、一人分用のカップコーヒーである。

 台所を覗いたら、包丁人ろくさんが鯛とイワナの刺身を切っていた。窓際の雪の中に缶ビールが有ったのを発見して、私もお土産に持ち込んだ大吟醸「酔楽天」を雪の中へ。後ろのテーブルには、ケーキやパンなどの食材がずらりと並んでいた。見たこともない「村のおやつ」らしいのも並んでいた。

13:10 外では、奥州さんによる餅つきが始まった。初めは2本の櫂ですりつぶして、その後杵で打ち付けていた。かえ添えもお爺さんがやっていて、私は何もお手伝い出来ず、二人だけで一生懸命やっていた。

  

13:30 パーティ開始。周りが準備に動いているので、何となくこの時間になってしまった。まずは、この会の主催者ひろ@編集人の司会で始まり、著者の杉山彰さんが挨拶した。乾杯の音頭として無明舎出版の案倍甲舎長が、出版の経緯について触れながら長い挨拶となった。

  

 しばらく飲み食いの懇談が続いたが、まずは包丁人ろくさんがさばいた鯛とイワナの刺身に向かう。イワナは味が乗っていて美味しかった。確か、21日の彼岸からで解禁前のはずだが... 飲み物は、さっきまで窓際の雪の中にあった発泡酒である。

 次は、後ろに列をなしていた食材に向かった。まずはお酒の肴にと、ろくさんが創ったと思われるコゴミの和え物。殆ど生に近い風味でした。バリバリとした、ゼンマイの煮物を持ってきて食べ始める。

 この後ビールは止めて、お土産に持ち込んだ秋田晴 大吟醸「酔楽天」と言う酒を、AKTの二人で殆ど飲んでしまった。ドブロクも有ったのだが、後遺症を心配して辞退。杉山家の地鶏ローストチキンなど色んなものが廻ってきて、食べるのも大変。

  

14:15 演芸大会が始まった。まずは及川夫妻のコカリナの「地上の星」。スカーフを広げるところが格好良かった。鈴木ジュン子さんの語り部は、あとでお話ししたら、86歳になる元気なおばあさんだった。あおいさんの実家の佐藤家のみなさんも、大活躍でした。最後は、湯沢市ママさん達のフラダンス。ところが、裏方の人がみんな引っぱり出されて、早業変身フラダンスとなった。一同大笑い!! 若い人たちのダンシングまで飛び出した。

   

  

 そして圧巻は、栗田さんの蕎麦でした。そば打ちの実演と試食。この世の物とは思えない腰の強さでした。

 

 お酒も廻ってきて、注ぎに回るが逆に注がれる。無明舎出版の案倍甲舎長にご挨拶に向かった。プライベイトなホームページの名刺を差し出したら、各コーナーがどういうものかと取材されてしまった。本に出来るかどうかは、出版社が決めることで、貴方が決めることではないと言われてしまった。まさか?

 

 あおいさん、彰さんと廻るが、いつも写真で見ているので、初めて合った気がしない。写真日記もいいものだ。ろくさんの処が永かった。京都の話などを聞いて、料理人だと言う話は納得した。

 最後に回ってきたナスの麹漬けが凄かった。なすのしょっぱさが少なく、菊の香りまでする。こんなに甘いナス漬けは食べたことがない。いつもしょっぱくて閉口しているからだ!! 当然、漬け直ししたのだろう?

16:?? 中締めは4時過ぎにやったようだが、みんな盛り上がってて、それどころではなかったようだ。

16:45 そろそろ帰ろうと、二人で立ち上がったら、後ろのテーブルの食材がまだいっぱい残っていた。残ったら困るだろうと頂いて帰ろうとしたら、テーブル下にドーナツを入れてきたと思われる大きな箱があった。これにケーキやパン・おやつなどを詰めて貰ってきた。お土産と称して、彰さんのCDや杉山家の鶏卵、ランチョンマット、チューリップとキンレンカの花まで貰ってしまった。

  

17:00 ドライバーを4時間も待たせてしまったが、いよいよ帰ることに。さっき、あおいさんのお父さんに聞いたら、杉山家の本宅はここの集落より先だと言う。そちらに向かってみたら、確かに「五里台」という集落があった。でもそれらしい家はあったが、そこかどうかは分からなかった。集落の端まで行って、こういうところに住んでいるんだと納得して、引き返してきた。

 帰りに温泉にでも寄るつもりでいたが、こんな時間になってはあっさり撤回。東成瀬村役場のあたりで、バイパスが出来ているのに気がついた。酔いも結構まわっていて、真っ直ぐ秋田市へ。十文字ICから横手湯沢道路・秋田自動車道に乗り、西仙北SAで小休止。

19:00 秋田中央ICで降りて、手形方面に廻り、千秋トンネルから会社に着いた。

19:15 県庁前から臨海十字路の方に向かって、今日2時に開通したばかりの秋田南バイパスを通ることにした。みんな考えることは同じなのか、ゴルフ場下のトンネルのあたりは結構込んでいた。あっと言う間に、新屋に着いた。

  秋田魁新報社より 


                          ご馳走様でした!!

                            Ksymbol

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●東成瀬村 杉山家出版記念パーティー アルバム風写真集


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