★2004/07/24 秋田地方気象台見学記★
 
 秋田地方気象台のホームページで、7/24(土)見学会があるのを見つけた。当日は、歯医者が意外と早く終わって、時間つぶしにパソコンショップにでも行こうと思ったが、医者のはしごで薬を貰いに向かう。昼時で薬だけ貰うつもりが、診察時間外なのに、先生が現れて血圧を測られた。それでも時間が早すぎて、会社で水を飲んだりして、時間調整。
 
秋田地方気象台
 1時の15分前に、第2合同庁舎にある秋田地方気象台に着いた。来訪者駐車場に案内されて受け付けてから、雨量計や地震・火山の展示を見て時間を待つ。見学開始時間の1時になっても案内する様子がない。さっきから来ていた人は、工作教室の方に行ってしまって、待っているのは関係者ばかり。結局、私だけのようだ!!
 
 まずは、屋外のラジオゾンデから説明を受ける。あの八橋球場から良く見えたものである。水素が入った風船のような気球が、空を飛んで行くのである。その電波を屋上にある小さめのお椀でキャッチして、高層の気温を1時間半にわたって観測するのだそうだ。これを全国11カ所で揚げて、高層天気図を合成しているという。終わったものは、偏西風に流されて、岩手県の和賀のあたりに落下するそうだ。
 
 ▼高層気象観測
 次は地上観測装置。いわゆる百葉箱である。フェンスに囲まれた芝生の中で、気温・湿度・雨量・積雪などをオンラインで自動計測している。これが気象庁に送られて、全国のデータとして帰ってくる。
 ▼高層天気図
 5階の技術課に向かう。他の階は合同庁舎だけあって、農林事務所などほかの国の機関が使用していた。まずは、隣の合同庁舎屋上にある風向風速計から案内された。なぜここにあるのか答えてくれなかったが、4個の照明設備は、凍結防止のためだという。部屋の雰囲気は、計器がいっぱい有るわけでもなく、パソコンが多く並んでいて、普通の事務所風である。
 
 レーダーの画面も見せてもらったが、デジタル処理で昔のイメージはない。このレーダー画面と衛星画面を合成したのを見せてもらった。これだと雲の濃さがよく分かる。
 
 業務としては、地道な観測と情報収集/注意報・警報の発表が重要と、説明してくれた。7/17の大雨の話をしたら、あのときはいきなり警報で、かなり危ない状態だったという。土砂崩れや堤防の決壊がなかったのが幸い。今は、注意報や警報のデータがオンラインで流れるので、速報がマスコミや公共機関にすぐ反映される。だから、早い決断が要求される。
 
 見学が終わってから、アンケート用紙に書き込んできたが、大したことは書けなかった。これがアンケートになるか? それより、まさか見学者がこんなに少ないと思っていなかったから、ただ流れに沿って見ていけば良いと、質問を用意していなかった。
▼秋田地方気象台
気象庁マスコットキャラクター
『晴れるん』くん
   
 Ksymbol
 次は、●2004/07/17〜18 湯沢・雄勝「NPOとぴあ」講師紀行