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■『第13回「秋田酒屋唄を飲む会」ヨーイトナ上槽・しぼりたてを楽しむ会』体験記 |
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大吟醸「酔楽天」で有名な、秋田晴醸造元 秋田酒造(株)の『第13回「秋田酒屋唄を飲む会」ヨーイトナ・しぼりたてを楽しむ会』に参加してきた。去年に続いて2度目である。 |
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1/29に仕込んだ醪(もろみ)が、搾りの時期を迎えた。「上槽」「瓶詰め」「ラベル貼り」の蔵人体験である。53人が参加した。利き酒コンテストも行われ、酒屋唄も飛び出した懇親会では、全員に修了証が渡された。私の名前の入ったお酒が、いよいよ発売される。 |
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●2006/3/26(日) |
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07:00 |
去年の会では、大寝坊だった。勤めが無くなってから、朝早く起きる習慣が無くなって、めっきり朝が弱くなった。それでも、ワクワクしているのか、早く目が覚めた。 |
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08:30 |
自宅から歩いて10分のところ。今日は暖かいので、普段着に近い感じで向かった。それでも蔵の中はコートを脱いでハッピ一枚での作業なので寒かった。 |
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美短版佐竹三十六歌仙
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英雄醸造元 |
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何故か寂しい黄金井酒造 |
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08:45 |
長靴の泥をよく落としてから受付へ。懇親会費を払って、ハッピに着替える。もう会長の挨拶が始まっていた。加藤杜氏により、今年の「ヨーイトナ」の出来映えについての説明があり、2月から3月に掛けて、我々が仕込んだ酒母に、蔵人によって初添え・仲添え・留添えが行われたと言う。日本酒度+1.5、アルコール度数19%、酸度1.7と、やや辛口の味に仕上がっているとのこと。 |
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●秋田晴 秋田酒造(株) |
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〒010-1631 |
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秋田市新屋元町23-28 |
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09:00 |
まずは、洗面器で手を消毒して、一同酒蔵内の松尾神社に参拝する。そのさらに奥の蔵で、上槽の作業から始まる。醪の入ったタンクから、桶で醪をすくい、布の袋に2杯ほど入れる。これを別のタンクに用意した棒に紐で吊す。いわゆる袋吊りである。大吟醸などで用いられる搾り方である。 |
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すでに蔵人によって絞られた物があって、これを瓶詰めする作業も始まった。いわゆる「にごり酒」である。タンクは3つ分ほどあるようで、もう一つは、アコーディオンのような形をした濾過器に掛けられ、澄んだ生酒が絞られていた。これも瓶詰め作業をして、ラベルが貼られる。私も、20本ほど貼ってみた。一本貼る位置が寄りすぎて、蔵人からのチェックが入った。糊を均等に付けるのが難しい。 |
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瓶詰め/ラベル貼り作業 |
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濾過器 |
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10:00 |
濾過器された生酒を頂く。何故か炭酸を感じて、良い感じである。濁り酒も頂く。なかなか良い味である。皆さん交代で袋吊りの作業をする。その他の人は、利き酒をしていて、殆ど宴会状態。直汲みもやってみた。要するに、米粒の入った醪をそのまま飲んだのである。 |
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殆ど宴会状態 |
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10:40 |
タンク2個分、約60個くらいの袋が吊られて、約100本ぐらい瓶詰めされて作業は終わった。控え室で休憩。暖を取るが、結構酔いが廻っていて、それも必要なさそう。ジャンボタクシーのピストン輸送で、懇親会場に移動。 |
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懇親会場の「日本製紙クラブ」は、歩いても30分くらいの近いところ。東北パルプの時代に上級職員用の「上の社宅」の一角に造られた宴会場。 |
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▼日本製紙クラブ (秋田十條緑化株式会社) |
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〒010-1636 |
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秋田市新屋比内町6−17 |
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018−828−1781 |
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11:00 |
玄関の横の絵が健在だった。佐々木宗一郎さんの「工場」と題する画である。大森山から見たのであろう、懐かしいパルプ工場が描かれていた。工場の周りには、田圃だけで何もなさそうだから、かなり前に画かれたのだろう。 |
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佐々木宗一郎作「工場」 |
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蔵内での利き酒で、殆ど出来上がってしまっていたが、利き酒コンテストが始まった。前回と同じく5種類のお酒なのだが、「ヨーイトナ」だけは、今日絞った生酒である。ラベルの貼ってある酒から呑んだが、無印のお酒に行ったら、みんな同じお酒に思えてきた。完敗である。 |
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利き酒コンテスト |
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控え室では、皆さんが揃うまで庭を見ながら談笑。雪は解けてほとんど無かった。去年来て、隣の床の間のある部屋が、我が家の前の家とそっくりの造りなので、写真を撮ってきた。多分、昭和26−28年頃、同じ棟梁が造ったのだろう。 |
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雪の庭 |
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水洗洋式便器の横に床の間が付いたトイレに入ってきた。誰も居ないので、写真も撮ってきた。去年は、ゆっくり用を足していたら、見学者がやってきて、ドアーを開けられてしまった。スライドの横棒が2段になっていて、下の方でロックした。 |
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床の間付トイレ |
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11:40 |
懇親会が大広間の座敷で始まった。8名ぐらいが一つのテーブルを囲んで、4つに分かれていた。会長の挨拶で始まった。幹事の方と打ち合わせ済の「ホームページのプリントアウト」と「ホームページのアドレス」を書いた紙を各テーブルに配布。私が挨拶して、ホームページの説明とブログ「今日の晩酌」の宣伝をした。 |
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修了証書が渡され、利き酒コンテストの結果が発表された。去年は3点正解だったが、今年は外れ。蔵内での利き酒をし過ぎたようである。 |
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修了証書授与 |
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酒宴は延々と続いたが、出されたお酒は「ヨーイトナ」の濁りと生の2種類だけ。当然と言えば当然だが、端から見ると同じ瓶がいっぱい列んでいる異様な集会? 酒屋唄も飛び出して、みんなで唄って盛り上がった。 |
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酒屋唄の大合唱 |
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15:00 |
座敷での宴会とあって、後半は席を離れてあちらこちらで飲んでいた。あっという間の時間だったが、仲締めとなり、おみやげに今日絞った「ヨーイトーナーにごり」を貰った。私は徒歩組で、歩いて帰ってきた。 |
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蔵の中から宴会まで、ずーっと濁り酒ばかり飲んでいたら、かなり効いたようである。寝ていてもあの酒の味が忘れられない。かなり強烈だったようだ!! |
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私の名前の入ったお酒が、4月10日頃に限定発売される。このあと火入れ殺菌、貯蔵されて、この秋には、熟成したお酒が発売される。しばらく楽しめそうである。 |
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Ksymbol |
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*去年と殆ど同じ体験なので、同じような文章になって済みません。 |
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★アルバム風写真集(「秋田酒屋唄を飲む会」会員限定) |
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●2006/01/29 第13回「秋田酒屋唄を飲む会」体験記 |
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◆去年の「秋田酒屋唄を飲む会」 |
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◆去年の「秋田酒屋唄を飲む会」ヨーイトナ上槽 |
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次は、●2006/02/25〜26 山形・天童温泉郷「ホテル 王将」紀行 |
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