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★日吉敬神旅行会 地元秋田支援!! 鹿角紀行★
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 日吉敬神旅行会で、9/27(木)~28(金)に、大型バスに17名が乗って、鷹巣・鹿角方面に行ってきた。天候にだけは恵まれて、一日目は快晴、二日目は曇りがちだったが、雨は降らなかった。何時もは、紅葉の綺麗な10月下旬なのだが、今年は神社のイベントの関係で、この時期となった。
 
 
■日吉敬神旅行会=鹿角紀行一日目
 
●2012/09/27(木)
 
 ・新屋 → 秋田南IC → 二ツ井IC → 道の駅「ふたつい」(休) → 道の駅「たかのす」(綴子の太鼓) → 鷹巣神社 → 鷹巣・松尾(昼食) → 花輪・長年寺 → 幸稲荷神社 → 大湯・ストーンサークル → 龍門亭・千葉旅館(泊)
 
 
08:30  日吉神社の南側の駐車場から、大型バスに17名が乗って、秋田市新屋を出発。秋田南大橋から秋田南ICへ。秋田自動車道に乗って、ひたすら北に走って、二ツ井で終点。
 
 
    
09:50  国号7号線の道の駅「ふたつい」で休憩。一億円のトイレと言うが、何十年も経っていてやや鄙びた感じ。皆さんここで珈琲などを飲んだが、鈴虫を買った人も居た。次の日も健在だった。
 
 ▼道の駅「ふたつい」 
 十和田・八幡平から男鹿への観光ルートの中間に位置する二ツ井地区は、古くから秋田杉の主産地だったところです。かつて、杉をイカダに組んで下った米代川は、今はアユの宝庫として知られ、全国から太公望が集まってきます。 県立自然公園「きみまち阪」に隣接していて、国指定重要文化財の土面などを展示する歴史資料館などがある。
 
 
   
道の駅「ふたつい」  我々が乗った観光バス 
   
10:30  直ぐ近くの道の駅「たかのす」に着いた。「大太鼓の館」で、世界一の大太鼓である綴子の太鼓を見学。今の北秋田市文化会館が出来たとき、大太鼓の演奏中にインタビューしたら、何も聞こえなくて演奏を中断してもらったことがあった。
 
 ▼道の駅「たかのす」 
 自慢の「大太鼓の館」は国内唯一の大太鼓の博物館。700年以上の歴史をもつ綴子大太鼓をはじめ、世界40ヶ国から集めた太鼓がずらり。展示されている大太鼓の中で最も大きいものは直径3.80m、2番目のものでも3.71mあり、こちらはギネスブックにも登録されました。綴子大太鼓祭りで奉納される大太鼓の迫力を大型スクリーンで体感できます。
 
 
   
道の駅「たかのす」   「大太鼓の館」
   
ふるさとの四季 
  
 世界の太鼓
    
11:10  宮司さんの案内で、立て直したばかりの鷹巣神社を参拝。氏子は本町の人が多いという。神社入り口にある二本の欅の大木は立派だった。大型バスが着いたら、ご近所の人が、何事かと見に来ていた。
 
 ▼鷹巣神社 
   当神社は人皇110代後光明天皇の御宇、徳川3代家光の時、即ち慶安元年の開基である。
   当時は天照皇大神宮、八幡宮、愛宕山の3社を創設し、同2年夫々社殿を建立し祭日を定め、初めて一般村民の産土神社として崇敬せられたのである。
   明治42年11月に3社を合併し鷹巣神社と改称す。
   旧社格は村社にして神饌幣帛料供進指定神社である。
    鷹巣神社の創設以来の概況を見れば、350年程の歴史であり往昔の由緒なしといえど、当町建設以来の神社にして、当時国道を外れた一農村であったが、地勢部の中心に位し、水利交通の便に富み、四囲平坦にして地味肥沃により順調なる発展を遂げ、町の隆盛とともに神社の基礎も確立し、郷中は勿論付近町村民の尊信も篤く、発展の一途をたどっている。
    
 
     
 
   
 
11:50  10分程で、鷹巣の町の中にある「松尾」に着いた。鷹巣は仕事で何度も来ているところだが、ここは昭和50年代以来、かなり久しぶりである。ここでお酒も頂きながら昼食。馬肉の煮物が美味しかったが、刺身は出てこなかった。松尾牛と馬肉の販売店もあった。
 
 ▼和風レストラン「まつお」(本店)  
   秋田県北秋田市。自然の恵み豊かなこの町に昭和55年松尾牧場は誕生しました。以来、3万坪の広大な敷地で、緻密な肥育管理のもと、「松尾牛・馬」を大切に育てております。
    
 
   
   
 
13:00  鷹巣の「松尾」を出発。鹿角市花輪に向かうが、大館を超えて行くので、なかなか着かない。それでも、大館西道路が出来てかなり便利になった。
 
14:20  鹿角市花輪の町中にある「長年寺」に着いた。威辰戦争で亡くなった方を、ここに27名と、隣のお寺の恩徳寺に16名が葬られている。大きなお寺である。
 
 ▼曹洞宗「長年寺」 
   南部御三家、花輪南部氏の香華院として建立されたもので、歴代の当主采地を転ずるに随い寺もその処を移し号を替え今日に歴史を伝えるものである。
   戦国時代、加賀宗徳寺(大正元年弘前市に移転)四世大陰慧全禅師、衆生済度の為奥州九戸に到り、郡主九戸家の篤い帰依を蒙り、文亀二年(一五〇二)九戸村に長興寺を開創。是が当山薙草の因縁なり。 
   天正九年(一五九一)五世岳翁林賀和尚の代、九戸家・南部家不和の間となり九戸政実の乱が起る。豊臣中央軍の加勢を頂く南部軍の前に九戸城は落城、一族滅亡の悲劇となる。茲に九戸舎弟康実君、幼少より南部家に仕え采地を西中野・東中野に受けて中野吉兵衛康実を名のる。九戸の乱には恩義を順じ兄の暴挙を諌め開城に功を為す。後に南部公厚く是を賞するも康実君受けず。代わりに兄政実公の遺骸を請い長興寺に厚く葬る。又林賀和尚を伴い長興寺を采地郡山に移して其の冥福を祈らんとするも、和尚是を辞し、代わりに弟子梅岩嶺雪長老を使わしむ。文禄二年(一五九三)六世梅岩嶺雪和尚を請して寺を郡山に移し、号を長岩山と改め、自ら開基となり先祖霊供養の菩提処と為す。 
   中野氏三代元康君、采地を彦部に受けるとき長徳寺を菩提処と為す。
   四代康敬君、南部藩鎮花輪城代となり、この時長岩寺・長徳寺の本尊仏・古法・経典・法器・開基康実君の位牌を花輪に移し、十世雨外楚雲和尚を請して延宝二年(一六七四)長年寺を建立す。
   中野氏は一時花輪を離れるも寺は移る事なく現在に至り、又文政元年(一八一八)藩命により南部姓と双鶴御紋使用となり、遠野南部・北家と共に南部御三家と称された。
   明治以降は結縁の檀信帰崇和睦の菩提寺として護持興隆、長興寺に始まる法燈は今日愈々増輝を見るものである。
   
 
     
  由緒   
     
花輪南館の時鐘   案内板
     
威辰之役戦死者の墓  
 
15:00  花輪の「長年寺」を出発して、ジャンプ台のある花輪スキー場に向かい、さらに山の方に向かったらあった。
 
15:20  花輪ばやしが奉納される「幸稲荷神社」の大鳥居の前に着いた。一同、高齢者が多く、急な階段は上れないとなって、代表の方が参拝に向かった。
 
 ▼花輪の総鎮守「幸稲荷神社」 
 花輪ばやしは、花輪の総鎮守「幸稲荷神社」に奉納される祭礼囃子です。「産土神さん」として親しまれるこの神社は、古くから土地の篤い信仰を受けてきました。
 「幸稲荷神社」の祭典は、例年8月16日、本殿からの神幸(神興の渡御)があり、町通りを一巡し、御神体は8月20日に還御されるまで5日間、里宮として谷地田町にある御旅所に安置されます。
 中でも、後半二日間は、「花輪ばやし」と言う名称で、地元の人はもちろんのこと、観光客も訪れて、華やかな賑わいを見せております。
 
 
   
    
15:45  大湯・ストーンサークルに着いた。広いグリーンの向こうに、古代住居とストーンサークルがある。ここも久しぶりだが、かなり開けた感じ。
 
 ▼大湯「ストーンサークル」 
   大湯環状列石は、秋田県鹿角市にある縄文時代後期(約4,000年前)の遺跡です。
   遺跡の中心には万座・野中堂のふたつの環状列石があり、石の下にはお墓とみられる穴が見つかっています。
   また、環状列石のまわりにはたくさんの貯蔵穴や柱穴などが見つかっています。
   遺跡からは土器や土偶、鐸型土製品などがたくさん出土しており、祈りとマツリの場であると考えられています。
   環状列石は縄文時代に作られた実物を露出展示しているため、ロープ内へ立ち入ることはできませんが、手が触れられるほどの近さで見ることができます。また、周辺は公園状に整備され、縄文時代の雰囲気を感じながら遺跡を見学することができます。
    
 
   
   
   
 
16:20  大湯・ストーンサークルを出発。
 
16:30  直ぐ近くのようで、あっという間に「龍門亭・千葉旅館」に着いた。初めて泊まるところで、今回の旅の目的でもある。
 
 ▼龍門亭・千葉旅館 
   開湯800年の歴史を持つ当地 大湯温泉。
   江戸時代には当時、この地を治めていた南部藩の保養温泉地としてまた、旧来満街道の要衝として多くの文人墨客が来湯しその名湯たる所以が紀行文等に記されております。当館は南部北家の藩士であった千葉禮八胤虎が明治維新の藩政奉還に際し南部藩の禄を返上、明治2年当地に旅人宿を開業したのが始まりでございます。爾来一世紀をも越えて北国の風雪に耐えてきた庭園そして今もなお滾々と沸き出ずる天恵の温泉が皆様をお迎えいたします。古えに思いを馳せどうぞごゆっくりお寛ぎくださいませ。       6代目館主 敬白
 
 
   
 外観 客室 
   
自慢の庭園/右奥が宴会が行われたところ 
   
露天風呂/朝には男女が入れ替わった 
    
18:30  庭にセリ出た宴会場で、夕食。お昼にすっかりやってしまったからなのか、あまり盛り上がらなかった。それでもカラオケに向かう。
 
 
   
    
 
■日吉敬神旅行会=鹿角紀行二日目
 
●2012/09/28(金)
  
 ・ホテル → 大湯観光りんご園 → 鹿角の朝市 → 関善・賑わい屋敷 → 道の駅「かずの」~あんとらー(昼食) → 道の駅「かみこあに」(休) → 八郎潟・五城目IC → 秋田南IC → 新屋
 
09:00  出発前にロビーで、昨日のカラオケの場所はどこかと盛り上がった。直ぐ近くの地下室だったようである。バスでホテルを出発。
 
 
   お土産
    
09:05  かなり近くのようで、大湯観光りんご園に着いた。今の時期のリンゴを試食してから、めいめいりんご園に向かった。『津軽』と言う品種が美味しかったが、木を見てどれだか分からない。主力品種の『フジ』は、雪が降る頃なので、まだまだ先である。
 
 ▼大湯観光りんご園 
 
 
09:45  大湯観光りんご園を出発して、鹿角の朝市に向かう。
 
10:10  上花輪にある「鹿角の朝市」に着いた。昨日向かった長年寺の直ぐ近くである。3と8の付く日に市が開かれている。鮮魚や野菜など、何でも売られていたが、私はコブミズを買って、漬け物にした。塩抜きしたワラビもあったが、生よりもガッコにしたの方が美味しかった。
 
 ▼鹿角の朝市 
 花輪朝市の長い歴史を受け継ぐ鹿角市定期市場は、今も買い物客や観光客で賑わっています。鹿角市定期市場の改修工事が終了し、平成22年12月より装いも新たにリニューアルオープンいたしました。雁木(がんぎ)造りの懐かしい街並みを再現した、新しい市場です。
 
 
   
 
11:00  朝市での買い物が終わって、関善の前で珈琲を飲んでゆっくりしていた。その後「関善・賑わい屋敷」を見学した。明治から昭和まで続いた、「花正宗」としての造り酒屋である。私の記憶では、その後合併して一旦独立したが、再建が出来ずに廃業となった。今は、NPO関善賑わい屋敷として見学できる。
 
 ▼関善・賑わい屋敷 
 かつて秋田県鹿角の花輪の町は、通りの上下(かみしも)全町にわたって続く「こもせ(小店)」の美しい街並みをもっていました。しかしこの街並みも、建物の老朽化や商店街の改良などによって次々と姿を消しました。この中で、六日町に「小田島家」と県道を挟んで向かい合って建つ「関善」の建物は、造り酒屋特有の大空間を支える豪壮な木組みと、昔懐かしい「こもせ」を持つ、秋田県を代表する明治期の伝統的商家の建物として現存しています。
 
 
   
 外観  関善酒店
   
   
   
   
   
 昔のラベル 小田島家 
    
11:45  関善・賑わい屋敷を出発して、道の駅「かずの」~あんとらーに向かう。
 
11:50  現役時代はよく来た事のある、道の駅「あんとらー」である。まずは、花輪囃子を見学する。入場料を払って入ったのは、初めてである。その後2階の団体会場で昼食を頂く。東京からの高校生の団体が、大勢来ていた。売店でお酒も買った。
 
 ▼道の駅「かずの」~あんとらー 
 秋田県北東部の鹿角市は、北東北3県(秋田・青森・岩手)のほぼ中央に位置しています。国道282号沿い、十和田湖と八幡平を結ぶ観光拠点である「道の駅・かづの」では鹿角の祭り、物産、周辺の名所を一堂に集めて紹介。祭り展示館では、日本三大ばやしのひとつ「花輪ばやし」の豪華絢爛な屋台が勢ぞろいし、祭りのさんざめきが聞こえてきそう。シネラマ館では、迫力たっぷりの映像で鹿角のすべてをお見せしています。
 伝統食品や工芸品を作る様子を間近で見学できるのが、手作り体験館。実際に体験もできるよう、指導も行っています。
 
 
   
   
 祭り展示館
   
   
13:30  道の駅「かずの」~あんとらーを出発して、国道285号線を比内経由で道の駅「かみこあに」に向かう。ここも現職時代よく走ったところ、あまり変わらない風景である。
 
15:00  道の駅「かみこあに」(休)に着いた。ここで、元神社職員に遭遇。雰囲気はかなり変わっていたが、知っている人ばかりで、かなり恐縮していた。
 
 ▼道の駅「かみこあに」 
 十和田八幡平国立公園と県都秋田市を結ぶほぼ中間点に位置し、非常に便利なスポット。グルメハウス「秋田杉の館」には、軽食から郷土料理まで揃う4テナントが並び、旅行者のお腹を満足させてくれること請けあい。また「物産センター」には、地元特産品などのお土産品が満載。道の駅休憩所も含めた施設全体が地元特産材の秋田杉がふんだんに使用され、柔らかい自然光が入り心地よい。
 ここは秋田杉の香るゾーンです。
 
 
    
15:20  道の駅「かみこあに」を出発。五城目から秋田自動車道に乗って、秋田南ICまで来た。
 
16:30  途中、虹を眺めながら、予定よりかなり早く、新屋に着いた。
 
 
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去年の●2011/10/19~20 日吉敬神旅行会 被災地支援!! 会津・喜多方紀行
  
次は、●2012/09/03~06 京都本廟参拝紀行2012