■49 1995/1/18 八森町 八森いさりび温泉
■50 1995/1/27 象潟町 象潟シーサイドホテル
■51 1995/2/27 田沢湖町 乳頭温泉郷「蟹場温泉」
■52 1995/3/28 鹿角市 八幡平グリーンホテル
■53 1995/4/1 六郷町 六郷温泉「あったか山」
■54 1995/6/18 田沢湖町 玉川温泉
■55 1995/7/15 田沢湖町 国民宿舎「駒草荘」
■56 1995/9/26 鳥海町 国民宿舎「鳥海荘」
■57 1995/12/5 鹿角市 五の宮温泉 松館「しぼり大根」
 
 
■49 1995/1/18 八森町 八森いさりび温泉「ハタハタ館」 クボタ民謡
 
▼1995/01/18(水)
 
 クボタ民謡の取材で、八森町の八森いさりび温泉「ハタハタ館」に行っていたんです。グァム・サイパンの船旅から帰ってきたばかりの出張で、書き込みが出来ないでいました。
 
 ここの広場には、あの25時間テレビ平成教育委員会で貰った、熊さんのモニュメントが、去年嫁いでいる。秋に見たときは台座に乗っていて、立派に見えたが、冬に見ると雪に埋まっている状態。救いは、黒いから雪と対照的で、はっきり判ること。
 
 取材終了後、初めて3階の展望温泉に入った。寒かったですが、海が見える露天風呂が一番良かった。山の下にある「湯っこランド」と同じ、ナトリュウム硫酸塩・塩化物泉で、入りながら竹垣の隙間から海が見えたんです。雪が降っていましたけど...
 
 ●八森町 八森いさりび温泉「ハタハタ館」
 
 *よく会う、かがもく海産の社長に聞いたら、山の下の「湯っこランド」は、ハタハタ館が出来てから、地元の人しか入らなくなったと言う。私が入ったときには、真茶色の温泉で、上がってタオルで体を拭くと、タオルが赤くなるくらいだった。
 
 *八森町の主な観光地。
 
  ・八森観光市(土日開催)
  ・県立自然公園「八森・岩舘海岸」
  ・岩舘海岸「人工海浜プール」
  ・名水「お殿の水」(道の駅)
  ・御所の台ふれあいパーク
  ・ぶなっこランド
 
■50 1995/1/27 象潟町 象潟シーサイドホテル 犬ぞり大会 土曜大好き
 
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 蛭子さんが犬ぞりに挑戦!!
  象潟町、中島台特設会場から
   関西テレビ「土曜大好き」生放送
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▼1995/1/27(金) *前日のスタンバイ。
 
11:00 大阪からスタッフが着いたという事で、数台の車に分乗して、秋田を出発。
 
12:30 西目の「松風亭」で、ラーメンを食べる。特製のニンニクたっぷりのスタミナ味噌ラーメンを注文。特大餃子も食べて、美味しかった。13人、みんなでニンニク臭くなる。
 
13:15 昼食が終わって、ラーメン屋を出発。
 
14:00 象潟町の奥、中島台特設会場に到着。犬ぞりのコースは、スタートからゴールまで、200m。あまりの広さと、足場の悪さで、中継車の駐車位置を決める途中に、雪に埋まって動けなくなった。幸い、除雪車があったので、助けてもらったが、堅い道路があってないような物。
 
15:00 機材を広げるスタンバイ開始。中継車からスタート地点まで、200mのマルチケーブルを引く。
 
17:30 テストも終わって、今日の宿に向かうことにする。
 
18:15 「象潟シーサイドホテル」に到着。早速、風呂に入る。
 
 
 ●象潟町 「象潟シーサイドホテル」
  〒018-0100
  ・住所:秋田県由利郡象潟町字琴和喜58-23
  ・TEL:0184-43-4111
  ・FAX:0184-43-5800
 
19:00 後発組スタッフと蛭子さんも加わって、20人で、宴会開始。
 
21:00 一同、「由利正宗」の一升瓶を3本を平らげて、1次会終了。あまりの飲みっぷりに、大阪人もびっくり。場所を変えて、4階のバーで日本海の荒海を眺めながら、2次会。
 
22:00 明日も早いし、部屋に帰って寝ることにする。
 
▼1995/1/28(土) *大会の前日で、やらせレース。
 
 5:00 気がついたら、3人の雑魚寝で真ん中に挟まれ、ステレオの寝返りでやむなく起床。
 
 5:30 荷物を置いたまま、ホテルを出発。
 
 6:00 暗い中、会場に到着。昨夜来の積雪で、置いていった車が、雪に埋まっていた。まずは除雪から始まる。
 
 6:30 薄明るくなってきて、スタンバイ開始。
 
 8:00 準備が整い、犬に蛭子さんを引っ張らせて、リハーサル開始。90キロの蛭子さんを引っ張らせたら、犬が後半ばててしまった。
 
 8:30 なんだかんだ、やっているうちに、関西テレビ「土曜大好き」の放送が始まる。まずはオープニングで、今日の中継内容を紹介。その後、再度、犬込みのリハーサルをやりたかったが、スタミナの消耗が激しく。人間だけでやる?
 
 9:00 9分ぐらいの枠で、本番。問題まで出したレースは、45秒程で蛭子さんがゴールしてしまった。犬の方が1枚上手だった。空が晴れ上がってきて、鳥海山が綺麗に見える。
 
 9:45 再度、蛭子さんが登場して、おとぼけ顔で番組を締めくくる。
 
10:00 めでたく、番組終了。撤収開始。
 
11:00 撤収が終了して、高原から飛島を眺めながら、今朝のホテルに戻る。
 
12:00 私は8時頃食べたが、あまりの忙しさに、まだ朝食を食べていない人がいたりして、仁賀保のドライブインで朝食兼昼食の人も。
 
14:00 秋田到着。お疲れさんでした。
 
ここはちのかの放送も映らず。
電話も臨時電話でようやく確保。
帰ってVTRを見てみたらびっくり
めちゃくちゃな、生放送となっていた。
 
■51 1995/2/27 田沢湖町 乳頭温泉郷「蟹場温泉」めざましテレビ「温泉達人への道」
 
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 75m雪の回廊を進んだ露天風呂!!
  田沢湖町 「蟹場温泉」紀行
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 *今月の「めざましテレビ」の「温泉達人への道」は、本館から75m離れたところにある露天風呂、田沢湖町「蟹場温泉」からの中継である。田沢高原行きのバスの終点から、さらに200m進んだ処にある行き止まりの温泉。
 
▼1995/2/27(月)
 9:00 出社。機材を車に積み込む。
 
 9:30 10人のスッタフが、3台の車に分乗して、秋田を出発。13号線を南下して協和町から46号線に... いつもだと、下の田沢湖町で食事をしてから、高原に向かうんだけど、温泉で食事を用意してあるからとのことで、そのまま直行。ミナミを過ぎたあたりから、両側の雪の壁に穴の跡が... 昨日のニュースでやっていたが、田沢高原祭りで、阪神大震災の犠牲者を偲んで、5千個以上の穴にロウソクを灯したという。何とスキー場入り口を超えて、高原近くまであった。さすがに山で道には雪が、高原を過ぎたら真っ白な世界。
 
12:00 やっぱり遠い。2時間半コースで、温泉に着いた。早速、山を降りていって露天風呂の下見。結構、距離がある。下見の報告ではケーブル長が150mとあるが、もっとありそうだ。まずは荷物を持って部屋に入り、食事を待つ。準備が出来たというので言ってみたら、稲庭うどんひとつだけ。え!! 一同、なんだこれ!! これだったら下で食べて来るんだった。後の祭りで、お腹が持たないとのことで、非常食に買って有ったパンを食べる。
 
13:15 スタンバイの作業開始。外は雪のため、車から出した機材を温泉の車庫に広げる。カメラ・音声・照明のケーブルを150m引っ張る。
 
15:30 スタンバイも終わって、動きのリハーサルを行う。露天風呂のそばでも、沢ずたいに風が降りてきて、凄く寒い。寒くてじっとしていられない。
 
16:30 リハーサルも早々に止めて、宿に帰り内風呂に入る。風通しの良い渡り廊下を通ると、岩風呂と木風呂がある。まずは、木風呂に入る。透明な中に湯ノ花か浮いている単純硫化水素泉である。
 
外観
岩風呂 木風呂 露天風呂
 
 ●田沢湖町 乳頭温泉郷「蟹場温泉」
 
17:30 宴会開始。料理は蟹場温泉だけ有って、蟹ずくし。タラバガニゆでに、沢蟹鍋など、豪華満点。酒は、ここ特製の本醸造「蟹場の酒」。中仙町の「秀よし」に造らせた、半透明酒。ちょっと甘めだが、いい味だ。
 
19:30 宴会も終わって、2度目の入浴。まずは内風呂の岩風呂に... そして、とても寒くて入れないと思っていた露天風呂に、酔った勢いで向かってしまう。浴衣姿に丹前で入る。
 
20:00 部屋に帰って2次会。この跡もう一度、露天風呂に向かう。
 
22:00 記憶にないが、明日も早いし早々に寝る?
 
 *標高800mの高地に分布する乳頭温泉郷は6つ。鶴の湯・黒湯・孫六・妙ノ湯・大釜と、この「蟹場温泉」。その他に、国民休暇村「乳頭山荘」がある。この番組「温泉達人へ道」で扱った温泉は、田沢湖だけで5つ目になる。大釜温泉・駒草荘・鶴ノ湯・水沢温泉である。
 
▼1995/2/27(月)
 
 4:30 外はまだ暗いというのに、起床。
 
 4:45 部屋の下が中継車で、徒歩で露天風呂に向かう。雪に囲まれた温泉は、さすがに寒い。雪の中、準備を始める。
 
 5:30 スタンバイ完了。中継車内の音声は、若い者に任せて、私は露天風呂サイドでアシスタント。
 
 5:55 「めざましテレビ」本番突入。
 
 5:57 @番組冒頭 各局リレー 20秒。露天風呂の一角で、天気を紹介。
 
 6:13 A日本の窓 Part 1. 50秒。山内村の山の木出しをVTRで紹介。
 
 6:30 あまりの寒さに、旅館内で休憩。スッタフの目を逃れながら、内風呂の岩風呂に入浴。仕事中の入浴「温泉達人」の裏技である。
 
 7:30 B温泉中継「温泉達人への道」 4分。田沢湖スキー場のVTRから入り、雪に囲まれた細い道を降りて露天風呂へ。温泉のアルバイトに入って貰う。
 
 7:55 C各局おさらいリレー 15秒
 
 8:00 2時間にわたる生放送終了。撤収開始。雪の中に隠したケーブルが、凍り付いてなかなか抜けない。
 
 8:45 宿に戻って、豪華朝食。食事が終わって、まだ時間があるとのことで、昨日最初に入った木風呂にはいる。
 
10:00 中継車で居眠りしながら、秋田に向けて出発。
 
12:30 秋田に到着。機材を整理。
 
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 *今回の1泊2日の出張で、私は、何回風呂に入ったでしょう?
  初日が、木風呂・岩風呂・露天風呂2回の計4回。
    今日は、岩風呂・木風呂と2回。
     3つの風呂を2回づつ入ったことになる。
  正解!! 今回の紀行では、なんと6回入りました。
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■52 1995/3/28 鹿角市 八幡平グリーンホテル めざましテレビ「温泉達人への道」
 
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 部屋に露天風呂が付いている温泉!!
  鹿角市「八幡平グリーンホテル」紀行
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 *最終回の「めざましテレビ」の「温泉達人への道」は、部屋に露天風呂が付いている温泉、鹿角市「八幡平グリーンホテル」からの中継である。トロコ温泉から始まる八幡平アスピーテラインを6km程登った大沼温泉地区にある。
 
    R7        R285       R105      R285
秋田 →→→ 飯田川町 →→→ 森吉町 →→→ 七日市 →→→ 比内町
    26km       46km       7km      21km
 
 R103       R282      R282      R341
 →→→ 毛馬内 →→→ 花輪 →→→ 八幡平 →→→ トロコ温泉
 18km       8km (昼食)  6km      17km
 
八幡平アスピーテライン      経過時間 4時間半
 →→→→→→→→→→ 大沼温泉
    6km           合計 155km
 
▼1995/3/28(火)
 
 7:30 出社。機材を車に積み込む。
 
 8:00 11人のスッタフが、3台の車に分乗して、秋田を出発。7号線を北上26km。飯田川町から285号線に入り46km。森吉町で105号線を通過して7km。七日市でまた285号線に21km。比内町で川を渡ると103号線に18km。毛馬内で右に曲がり282号線に8km。
 
11:00 3時間掛かって、花輪のアントラーに着いた。中継車は7号線の能代経由で来ているが、電話したら大館を過ぎたばかりだと言う。まだ40分は来ないだろう。
 
11:40 中継車も着いて、レストランで昼食をとる。
 
12:30 昼食が終わって、八幡平から341号線に入り、観光道路を上り始める。八幡平アスピーテラインに入ってからは、路上に雪が...
 
13:30 花輪から約1時間、秋田からは昼食を入れて4時間半掛かって、大沼温泉に着いたことになる。早速、温泉の下見。部屋付きの露天風呂の他に、内風呂の隣りに大露天風呂があった。この2カ所を移動しての中継になる。
 
14:00 スタンバイの作業開始。突然大雪が降ってきて、車から出した機材をシートの下に広げる。カメラ・音声のケーブルを100m引っ張る。
 
16:00 スタンバイも終わって、動きのリハーサルを行う。この後、ホテルでは青森の放送しか映らないと言うのを、秋田の受信に挑戦。結局、同じフジ系の岩手めんこいテレビが映った。かなり粘ってやった成果だ。
 
17:30 3回ほどやったリハーサルも終わり。宿に帰り内風呂に入る。無色透明な単純硫化水素泉である。外は寒かったが、隣の露天風呂にも入る。奥と手前に分かれていて、かなり広い露天風呂だ!!
 
外観 露天風呂
 
 ●八幡平温泉郷「八幡平グリーンホテル」
 
18:00 宴会開始。きりたんぽの鍋を始め、姫鱒の刺身・ばっけの和え物など、食べ切れないくらいかなりの数の料理がある。酒は、鹿角銘酒の「千歳盛」。軽い酒で、なかなか飲みやすい。
 
20:30 宴会も終わって、部屋に帰って2次会。
 
23:00 明日も早いし早々に寝る。
 
八幡平スキー場が直ぐそばのため、
スキースクールの団体がいた。
 
1995/3/29(水)
 
 5:20 いつもの中継にしては、遅く起床。私だけが知らなかったが、今日は頭が無くて、温泉中継だけ。時間を間違えたとばかり思っていた。
 
 5:30 玄関前に置かれた中継車に向かい、まずエンジンを掛ける。その間に、まずは自動販売機でコーヒーを...
 
 5:55 「めざましテレビ」が始まっている時間だが、アンテナの準備中で、放
     送はまだ見えない。
 
 7:00 人工衛星に電波を打ち上げて、東京への回線を確保。
 
 7:35 温泉中継「温泉達人への道」 4分。部屋付きの露天風呂から、内風呂の隣りにある大露天風呂に移動して中継。スキーで研修に来ていた子供達が、たくさん入浴。
 
 8:00 温泉中継以外、出番が無いうちに放送終了。撤収開始。
 
 8:45 宿に戻って、豪華朝食。食事が終わって、まだ時間があるとのことで、内風呂と露天風呂に入浴。3m近く雪がある露天風呂に入っていると、いつ崩れてくるかと心配になる。
 
10:00 フロントで聞いた、花輪を通らず、山を越え比内町に向かう近道を目指して出発。この道路は、去年出来たばかりで、マインランド尾去沢の南側の山道だ。だいたい2車線だが、一部林道のように狭いところもある。峠にあるトンネルは、500mもありそうな立派なトンネルで、かなり金が掛かっていそうだが、全然車が通らず、もったいないくらい。約1時間で285号線の国道に出た。約30分の短縮である。
 
11:30 森吉町の峠の茶屋で、休憩。
 
12:45 昭和町のドライブインで昼食。
 
14:00 往路より30分早い4時間で秋田に到着。機材を整理。
 
     八幡平アスピーテライン       R341 県道22
大沼温泉 →→→→→→→→→→ トロコ温泉 →→→ 八幡平 →→→ 比内町
        6km              10km      30km   ↓
                                   ↓
    R7        R285       R105        R285  ↓
秋田 ←←← 飯田川町 ←←← 森吉町 ←←← 七日市 ←←←←←←←
   26km        46km       7km        21km
 
  経過時間  4時間
 合計  146km *往路より10キロ短縮。
 
■53 1995/4/1 六郷町 六郷温泉「あったか山」 義父・義母同行 個人 私用
 
 *六郷の町中から、山の方向に向かった5−6Km先にある。この辺は、奥羽山脈
の裾野で、温泉が多い。ここの源泉が、さらに奥にある。妻の実家から近いので、
何度も向かっている。
 
 ●六郷町 六郷温泉「あったか山」
 
■54 1995/6/18 田沢湖町 玉川温泉 めざましテレビ
 
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 超ハードスケジュールの 八森町、
  田沢湖町玉川温泉紀行。
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▼1995/6/18(日)
 
15:30 別の班は、昼頃とっくに出発しているが、我々2名だけが、秋田を出発。7号線を北上、八森町へ。町長選の取材である。天気が良いため、車の数が多く、思うように進まない。
 
17:00 温泉施設のハタハタ館で、先発の報道部員と合流。軽く打ち合わせ。
 
17:30 早いけど、ここのレストランで夕食。処が、刺身などの魚のメインの料理が売り切れ。後で聞いたら、この6月、最高の人出だったとか... 私は、まだお腹が空いていなかったけど、ネギトロ丼を食べる。
 
18:15 ABS秋田放送も来ていて、同じ駐車場に人工衛星中継車をスタンバイ。
 
19:45 開票所から、現職当確の一報が入る。カメラ班が、岩舘に取材に向かう。
 
20:15 取材班が帰ってきて、本社に映像を送る。これを編集して、20:55のニュースで出す。
 
20:30 いつもだと、ニュースを見てから動き出すんだけど、今回はそんなことはしていられない。何と八幡平方面の玉川温泉に向かわないといけない。早速、動きだし峰浜村から101号線を離れ、米代川北、東雲方面の農免道路をひた走る。新米代橋で東能代付近に渡り、7号線に入り、大館方面に。鹿角市の十和田インターで高速に入り、次の鹿角八幡平で降りて、八幡平観光道路の341号線に入る。さすがに、10時のこの時間は通る車がいない。だから周りは恐ろしいほど真っ暗で、暗闇に吸い込まれそう。
 
23:15 八森町から、約3時間掛かって、ようやくの思いで玉川温泉に着く。先発隊が待っていて、美味しいビールを一杯飲む。打ち合わせと称して、500mlを3缶も飲む。
 
25:00 下見も兼ねて、あの大浴場に入る。人のことは言えないが、こんな時間に入る人もいるもんだ!! 去年の今頃以来、1年ぶりである。打たせ湯・首だしサウナ?とフルコースで入った。
 
外観 露天風呂
 
 ●田沢湖町 「玉川温泉」
 
25:30 さらに、500mlビールを買い込んで、相棒のドライバー兼カメラマンと湯上がりのビールを飲む。これが実に旨い。
 
26:00 さすがに眠くなってきて、バタンキューで寝てしまう。
 
明日はと言っても、もう今日。
4時起きと早いんです。
 
▼1995/6/19(月)
 
 4:00 2時間の睡眠で、起床。
 4:30 外に出て、エンジンをかけたりして準備開始。
 5:00 泊まっていたお客さん達は、朝が早い。みんなゴザを持って、山の方に向かう。いわゆる、地熱温泉欲である。
 
 5:30 スタンバイ完了。このころから雨が降ってくる。地熱欲の人も、みんな帰ってくる。
 
 5:55 「めざましテレビ」の放送開始。冒頭、空模様で登場。
 
 7:45 再度登場「対決_温泉達人への道」が始まる。宮崎対秋田の対決だ!! 熱い湯・温い湯・露天の湯・湯滝・首だし蒸し風呂・蒸気サウナなど、約100人が入れる混浴を、紹介して行くが、これが東京では大うけ。きわどいシーンが次から次へと現れるからである。
 
 8:00 無事、生放送が終わって、激しい雨の中、撤収。
 
 8:30 温泉の食堂で、バイキング形式の朝食。
 
 9:00 次のお客さんが来るとのことで、チェックアウト。田沢湖町経由で、
     秋田に向かう。
 
11:30 ひたすら走ったら、こんなに早く秋田に到着した。
 
ここは、温泉療養を目的として、全国か
ら集まる湯治場。800人ほどが泊まれる
が、今年いっぱいは満員。
私も泊まったのは7年ぶりぐらいである。
 
55 1995/7/15 田沢湖町 国民宿舎「駒草荘」 24時間テレヒ
 
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 フジテレビ系列 23時間テレビ
  「そのうちなんとか・・・23時間」
 田沢湖町、田沢高原駒草荘・神代紀行
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▼1995/7/15(土)
 
13:00 本社に集合。機材の準備して車に積み込む。
 
14:00 何と4台の車で秋田を出発。46号線を東へ。途中別班は、神代に向かい。中継車は真っ直ぐ田沢高原に向かう。
 
15:30 田沢高原の駒草荘に到着。毎度の支配人にご挨拶。後発隊が着くまで、暫く会談。今日はよい天気で、田沢湖はもちろん、鳥海山まで見えた。何回も来ているが、こんな事は初めて...無線回線のスタンバイから始める。
 
16:30 私の仕事の音声も、温泉入り口に機材を構える。去年は女風呂だったが、今年は男風呂。去年は遠慮しながら??(誰もいないか確かめて...)今年は遠慮なく入れる。
 
18:00 明日も十分に時間があるし、簡単にスタンバイ完了。まずは宿の部屋に入る。やったーーー 現場から部屋まで20秒と近い。この手の仕事では、良くあること...まずは1回目?の温泉に入る。単純硫黄泉である。内風呂と露天風呂があり、明日はこの露天風呂からの中継となる。露天風呂に入ってみると、田沢湖は見えるは、鳥海山も見えるはで、絶景かなーーー
 
 ●田沢湖町 国民宿舎「駒草荘」
 
18:30 明日出演する温泉ギャルを交えて、楽しい宴会。平均23歳のギャルに、話を合わせるのに大変??。初めはビールで2−3杯。今度は「純米酒高清水」1升瓶をそのまま、常温で飲んだ。ギャルは、ここの温泉の従業員の同級生で、ほとんど同級会状態。
 
20:00 広間での宴会終了。それぞれの部屋で、2次会を...
 
21:00 明日も早いので、もう寝てしまう。
 
明日は3時半起きだーーー
 
 *朝早くから、全国中継リレー「列島対決なんでも合戦」で、田沢湖町神代から1人で八人芸をこなす津島留吉(87)さん宅から中継する。
 
 *午後4時30分頃から、「全国温泉○X王選手権」で、田沢湖町の国民宿舎「駒草荘」の露天風呂から、温泉水着ギャル10人が挑戦する。
 
1995/7/16(日)
 
 3:00 どうやって寝たか分からないうちに、起こされてしまった感じ。外は、まだ薄暗い。眠け覚ましに、風呂にはいる。
 
 3:30 夜が明けたばかりの田沢高原を、田沢湖町神代に向けて出発。
 
 4:00 神代に到着。昨日、本社前からのジミー大西画伯の巨大絵中継班が、もうスタンバイを開始していた。近くの町内会会館で仮眠をしていたという。ガスが掛かって田圃の一軒家だが、何も見えない。そこに朝早くから、20人ほどがたむろす、異様な集団。
 
 5:30 ほとんど準備が終わって、リハーサルを開始する。私も90年2月にここから中継したことがあるが、まずは、このお爺さんの変わった声が変わりないことに驚いた。
 
 6:15 全国中継リレー「列島対決なんでも合戦」が始まった。2分30秒という、あっと言う間の中継である。
 
 6:30 無事、本番も終わって、撤収を開始。
 
 7:00 撤収が終わって、一同、田沢高原の駒草荘に移動。
 
 7:30 駒草荘に着いて、別班が買ってきた弁当を食べることになったが、二日酔いと、車酔いでダウン、御飯も食べずに、そのまま寝てしまう。
 
 9:30 腹が減って目が覚めた。まずは風呂に入って、すっきりさせる。
 
10:00 どこかのデイリーで弁当を買い占めてきたようである。残った弁当の中からおにぎりとおかずを選んで食べる。
 
10:30 また部屋に戻って、寝てしまう。
 
12:00 昼飯だ!!と言うことで、一同、起こされる。何と雨が降っているではないか。他の連中は、飯を食べて寝て、起きて又飯だ。私はさすがに食べれなかった。ただ、呆然と夢列島のテレビを見ていた。
 
13:00 一同、さてやるかーー と言うことで、小雨の中、スタンバイを開始する。と言っても、私は昨日ほとんどやってあるので、ぼちぼちと始める。
 
15:00 段々雨が激しき成ってきて、準備も思うように出来ない。こんなに雨が激しいんでは、本番はどうなることやと言う感じ。スタッフは、雨対策に追われている。
 
16:30 ようやく「全国温泉○X王選手権」が始まった。一局40秒の紹介リレーが始まる。奇抜な水着や水中カメラなど、とんでもない温泉中継ばかり。このころから、雨が少し小振りになる。
 
17:00 しばらくは、紹介リレーばかりで、クイズがようやく始まった。初めはみんな相談して、快調だったが、くまの冬眠の問題で、大分減った。結局、真ん中へんで全滅となり、ちのかのクイズは終わった。
 
18:00 クイズが終わったら、直ぐ撤収命令が出た。7時からのエンディングには出番がないようである。と言うことは、3連覇はないと言うことになる。クイズに入ったあたりから、覚悟していた。まずは、夕御飯を食べてから、やおら撤収にはいる。このころには、変なもので雨が止んでいた。終わったところで、汗流に風呂へ...
 
19:30 まだエンディングのやっている最中に、帰り始める。
 
21:00 秋田の本社到着。機材を整理して、サッサと家に帰る。
 
*****************
 風呂には、何回入っただろう?
*****************
 
 1.前日の夕食前。
 2.当日の朝起きがけの眠け覚ましに...
 3.遅い朝飯前に...
 4.撤収が終わったところで、汗流しに風呂へ...
 
 *正解は、4回でした。
 
■56 1995/9/26 鳥海町 国民宿舎「鳥海荘」 めざましテレビ
 
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 鳥海山を眼下に露天風呂「鳥海荘」紀行
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 *めざましテレビの「ローカル列車の旅対決」として、由利高原鉄道と国民宿舎「鳥海荘」、猿倉人形を紹介。
 
▼1995/9/26(火)
 
13:15 秋田を中継車など2台の車で出発。
 
15:00 本荘・矢島を経て鳥海荘に到着。「ぶなの実」の大広間に猿倉人形の舞台をセット。カメラや・音声をスタンバイ。人工衛星中継車と中継車をドッキング。
 
17:30 今日の作業を終了して、部屋に入る。台所・食堂・ベッド付きの洋間で
     、自炊も可能。「あっぽ」の温泉に入浴する。
 
 ●鳥海町 国民宿舎「鳥海荘」
 
18:00 13人のスタッフが、食堂で夕食。仙台から参加のスタッフも居て、地酒「天寿」を燗していただく。なかなかの味だ!!
 
19:30 町営だから時間に厳しい。場所を部屋に移動して、2次会。
 
21:00 さらに我々の部屋で3次会。風呂に向かったら消灯時間で真っ暗。
 
22:00 明日、朝早いので就寝。
 
 *同じ場所に次から次へと温泉施設が誕生。処が同じ電話番号。これが一挙解決した。4つの施設か渡り廊下でつながっていた。
 
 *温泉が2カ所、宿泊室があちこちに点在して、複雑な構造。我々の部屋の「ふれあい館」には、一度2階に上がり渡り廊下を通って1階に降りる。廊下の下は駐車場に行く道路になっている。
 
1995/9/27(水)
 
 4:00 年寄りの3人グループ部屋は、朝が早い。4時前にはもう起きていた。山にしては、暖かくて、寝苦しい夜だった。車のエンジンをかけるが、宿で、こんなにうるさくしても良いんだろうか?
 
 5:00 各社が人工衛星にアップし始める。私もアップするが、なぜか調子が悪い。再度、電源を入れ直して解決。
 
 5:55 「めざましテレビ」スタート。鳥海山をバックに、天気・気温をレポート。後は暫く無い。
 
 7:45 「ローカル列車の旅対決」として、由利高原鉄道と国民宿舎「鳥海荘」
     、猿倉人形を紹介。
 
 8:00 生中継終了。猿倉人形を別番組用に収録。
 
 8:30 食堂の時間の関係で、撤収は後回しにして、朝食を取る。
 
 8:50 撤収開始。
 
 9:15 撤収終了。一同。昨日は「あっぽ」の温泉に入ったが、今日は清掃中のため、「ぶなの実」の温泉に入る。
 
10:00 秋田に向けて出発。途中、疲れてほとんど寝ていた。
 
11:30 秋田に到着。機材整理。
 
1時半には家に帰り、寝ていた。
 
■57 1995/12/5 鹿角市 五の宮温泉 松館「しぼり大根」 めざましテレビ
 
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 辛すぎる「絞り大根」 鹿角市松館紀行
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 *12/6(水)の朝「めざましテレビ」の中継のため、鹿角市松館地区に向かいました。話題は「こんなもの、あげちゃいます」で、この地区特産の「絞り大根」をプレゼント...
 
 *XLさんからは、さっそく、レスをいただきました。ありがとうございます。
>CIA073 XL
>KSYMBOLさん、お帰りなさいまし。
>しぼりだいこんですか、懐かしいです。
>私XLは3年ほど前まで、鹿角で農業関係の仕事をしていまして。
>しぼりだいこんは、畑に行って収量や系統選抜(優良な性質を選んで残す)
>仕事をしており、食味試験も行なっていました。
>そばのヤクミの他に、イカ刺しにも合いますし、どこかの料亭ではキリタ
>ンポをつけて食べた記憶が有ります。
 
▼1995/12/5(火)
 
 9:00 いつもの時間に、出社。機材の準備を始める。
 
10:15 中継車は、7号線経由で向かうため、先に出発。
 
10:30 我々別班は、285線経由のため、わざと遅く出発。森吉町の峠の茶屋で休憩。米内沢で105号線となり、鷹巣町七日市で再び285号線に入る。
 
12:30 103号線と合流する前の、比内町のレストラン「比内鶏」に着いた。ここは先のアントラー以来2度目。なかなか美味しいいので、又来た。先に注文して、中継車の到着を待つ。15分ほどでやってきた。昨日の酒がまだ残っているので、比内鶏おじやを注文する。鉄鍋に入っていて、出汁が効いて、なかなか美
味しかった。腹一杯だ!!
 
13:30 再び鹿角に向けて出発。
 
14:30 花輪の町中を抜けて、湯瀬に近い松館地区に到着。松館生活改善センターで、機材の準備をする。ほとんど明日の朝準備するので、簡単に終わる。
 
16:00 282号線沿いにある「五の宮温泉」にチェックイン。今流行りの掘り当て温泉である。ロートルは、まず風呂に入るが、若者は、花輪の方にパチンコをやりに行った。風呂上がりに、テレビを見ながらビールを飲んで、隣の部屋で日本酒も飲んで、夕食前に出来上がってしまった。
 
外観 露天風呂
 
●鹿角市 旅館「五の宮温泉」
 
18:00 パチンコから帰ってきたグループも混じって、温泉の食堂で、夕食。
 
19:30 あっさりした料理で、早々にごちそうさま。後は、めいめいに部屋で..私は、前日の午前様が効いて、一寝入り。
 
20:30 別の部屋で飲んでいるからとの誘いで、日本酒を飲みに...
 
21:00 飲んでいるうちに、段々酔ってきて、明日は早いと、部屋に帰って寝てしまう。下の部屋が床暖で、寝ている2階まで暑くて、寝苦しかった。下の部屋の連中は、寝られなかったという。
 
 《温泉での利き酒》
 
1.純米酒 「北鹿」 720ml      (株)北鹿 大館市有浦2−2−3
 *比内町のレストラン「比内鶏」で買ったもの。風呂上がりの夕食前に戴いてしまった。芳醇旨口。
 
2.生酒 「千歳盛」 350ml      かずの銘酒(株) 秋田県鹿角市花輪字花輪29
 *温泉旅館で出してくれたもの。さらっとした味。
 
3.本醸造 「高清水」 1.8リットル 秋田酒類製造(株)秋田市川元むつみ町4−12
 *上の千歳盛が無くなって、燗酒でもらったもの。何時も飲んでいるから、直ぐ分かる。
 
4.地酒 「ひなどり」 720ml 1,600円 (有)太平楽酒造店 大館市泉町10-38
 *これも、比内町のレストラン「比内鶏」で買った。夕食が終わって、部屋で飲ん
  だもの。やや淡麗旨口。この4つの中ではこれが一番旨かった。
 
▼1995/12/6(水)
 
 3:30 起床。歯を磨いて、顔を洗っただけで、出かける。
 
 3:50 雪がうっすらと積もっている中を出発。
 
 4:05 松館生活改善センターに到着。もう、地元の人が会館を開けて準備していた。まず、エンジンをかけ、機材の準備をする。
 
 5:30 本番に備えて、リハーサル開始。
 
 5:55 「めざましテレビ」の放送開始。オープニングで真っ暗な外から、雪が着いた枯れ枝をバックに、天気を報告。
 
 6:15 「こんなもの、あげちゃいます」で、この地区特産の「絞り大根」をプレゼント...
 

 *「しぼり大根」は、八幡平松館地区で、昔から大変重宝にされている、小さな大根です。目が覚めるほどの辛さが自慢で、この「しぼり汁」をかけた料理が美味しいことから、「しぼり大根」と称されます。八幡平山頂より流れ出る清らかな水と、良く肥えた土のもとで育った物だけが辛くなると言う、不思議な大根です。
 
 *皮をむかないで、普通の「おろし大根」のようにおろし、布で絞って、その汁を食べる。
 
秋田県鹿角市八幡平字松館51
松館しぼり大根生産組合
TEL:0186−32−2632
 
 *便秘に良く、温泉に帰ったら、トイレが満員。二日酔いにも効いて、すっきりしていた。

 
 6:20 約4分で終了。エンディングには、入らないとのことで、撤収開始。
 
 7:00 会館の中で、地元の人が挽いた手打ち蕎麦や、湯豆腐、イカの刺身などに、絞り大根をかけていただく。すこたま辛い。あまりのすすめにスタッフ一同2〜3杯ご馳走になる。私は、絞り大根のガッコが美味しかった。
 
 7:30 まだ放送が続いている中、温泉に戻って、朝食は無しにして、温泉に入る。部屋に戻って、少し寝る。
 
 8:45 秋田に向けて帰ることにする。鹿角市を抜けるまでは、路上に雪があり、ノロノロ運転。比内町の285号線からは、そんなに雪はなかった。それよりも秋田市の雪の多いのにビックリした。
 
11:45 3時間かかって、秋田市の本社に着いた。鹿角方面は本当に遠い。
 
花輪の酒屋で、純米吟醸「花輪ばやし」
を買ってきた。
 
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